
Notionを使い始めたいけれど、機能が多すぎて何から手をつければいいかわからない、と感じていませんか?確かにNotionは「オールインワン・ワークスペース」と呼ばれるだけあって、メモ、タスク管理、データベース、Wiki作成など、できることが無限にあります。でも安心してください。最初は基本的な使い方さえ押さえておけば、誰でも簡単に自分だけの便利なページを作れるようになります。この記事では、アカウントの作成から日本語化の設定、そして初心者が最初につまずきがちなブロック機能やデータベースの活用法まで、一つひとつ丁寧に解説していきます。
- Notionのアカウント作成から日本語化までの具体的な手順がわかる
- ブロック機能やショートカットを使った効率的な操作方法を学べる
- データベースの基本と8つのビューを使い分けるコツが身につく
- 初心者におすすめのテンプレートを活用してすぐに使い始められる
Notionの使い方を初心者に解説する完全ガイド
Notionは、真っ白なキャンバスのようなツールです。自由度が高い分、最初は「何をどうすればいいの?」と戸惑うことも多いはず。ここでは、まず最初にやるべき設定から、Notionの核となる「ブロック」や「データベース」の概念まで、初心者が迷わずにスタートを切れるように順を追って解説します。
アカウント作成から日本語設定の手順
まずはNotionの世界への入り口、アカウント作成から始めましょう。公式サイトにアクセスし、GoogleアカウントやApple ID、またはメールアドレスを使って登録します。この時、重要なのが「利用用途」の選択です。初心者のうちは必ず「個人で利用(For myself)」を選択してください。これなら無料でほとんどの機能(ブロック数無制限など)を使えます。「チームで利用」を選ぶと、無料期間終了後に課金が発生する可能性があるため注意が必要です。
登録が完了したら、最初にやっておきたいのが日本語化です。以前は英語のみでしたが、現在は完全日本語対応しています。 手順: 1. 左サイドバーの「Settings & members(設定とメンバー)」をクリック 2. 「Language & region(言語と地域)」を選択 3. 「Language」のドロップダウンから「日本語」を選ぶ これでメニューや説明がすべて日本語になり、グッと使いやすくなります。
スマホアプリの言語設定 スマホアプリ版(iOS/Android)は、端末自体の言語設定に依存することが多いです。もし英語のままになっている場合は、スマホのOS設定で言語を日本語にしているか確認してみてください。
ブロック機能の基本操作とショートカット
Notionを理解する上で最も重要なのが「ブロック」という考え方です。Notionでは、テキストの一行、見出し、画像、ToDoリストなど、ページ上のあらゆる要素がひとつの「ブロック」として扱われます。これらはレゴブロックのようにマウスでドラッグして自由に並べ替えたり、種類を変えたりすることができます。
例えば、ただのテキストを「見出し」に変えたり、「チェックリスト」に変えたりすることが一瞬で可能です。操作に慣れるために覚えておきたいのが「スラッシュコマンド」です。キーボードで半角の「/(スラッシュ)」を入力するとメニューが開き、使いたいブロックをすぐに呼び出せます。
【初心者が覚えるべきショートカット】
/text:テキスト入力/h1,/h2,/h3:見出しの作成(文字サイズ大・中・小)/todo:ToDoリスト(チェックボックス)の作成/bullet:箇条書きリストの作成/page:新規子ページの作成
これらを覚えるだけで、マウスを使わずにキーボードだけでサクサクとドキュメントを作れるようになりますよ。
データベースの作り方と8つのビュー活用法
Notionの真骨頂とも言えるのが「データベース」です。ExcelやGoogleスプレッドシートのように情報を管理できる機能ですが、Notionのデータベースは「ビュー(見せ方)」を自由に変えられるのが最大の特徴です。データの実体は一つですが、それを様々な角度から見ることができるのです。
同じデータを、目的に応じて以下の8つのビューで表示できます。
| ビューの種類 | 特徴と活用例 |
|---|---|
| テーブル | Excelのような表形式。データの一覧入力・管理に最適。 |
| ボード | カンバン方式。タスクの進捗管理(未着手・進行中・完了)に便利。 |
| カレンダー | 月ごとの予定表示。スケジュール帳や日記、コンテンツ管理に。 |
| リスト | シンプルな一覧。スマホで見やすい簡易リスト向け。 |
| ギャラリー | 画像メインのカード表示。レシピ帳、読書ログ、社員名簿におすすめ。 |
| タイムライン | ガントチャート形式。プロジェクトの工程管理やロードマップに。 |
| チャート | グラフ表示。習慣の達成率や家計簿の分析に使える(新機能)。 |
| フォーム | アンケートなどの入力フォーム作成機能(新機能)。 |
最初は「テーブルビュー」でデータを入力し、慣れてきたら「ボードビュー」や「カレンダービュー」に切り替えてみると、その便利さに感動するはずです。
初心者におすすめの無料テンプレート
「ゼロから作るのは大変そう…」という方は、テンプレートを活用しましょう。Notionには公式や世界中のユーザーが作った便利なテンプレートがたくさん公開されており、ワンクリックで自分のページにコピー(複製)できます。
初心者がまず試すべきなのは以下のテンプレートです。
- タスク管理(Task List): シンプルなToDoから、ステータス管理できるボードまで選べます。
- 習慣トラッカー(Habit Tracker): 毎日のルーチンをチェックするだけで達成感が味わえます。
- 読書リスト(Reading List): 読んだ本を記録し、感想や評価をまとめるのに最適です。
気に入ったテンプレートを見つけたら、画面右上の「複製(Duplicate)」ボタンを押すだけで、自分のワークスペースにコピーしてすぐに使い始められます。
PCとスマホアプリの使い分けのコツ
NotionはPCとスマホでデータをリアルタイムに同期できますが、それぞれのデバイスで得意分野が異なります。これを理解して使い分けるのが挫折しないコツです。
💻 PC版: 画面が広くキーボードが使えるので、ページの構成を作ったり、データベースの設定をいじったりする「構築・執筆」作業に向いています。
📱 スマホ版: 移動中にタスクをチェックしたり、思いついたアイデアをサッとメモしたりする「閲覧・入力」作業に特化するのがおすすめです。PCで作った複雑なレイアウトはスマホだと縦一列に表示されるので、スマホで見ることを意識したシンプルなページ作りもポイントです。
Notionの使い方が初心者でもわかる応用術
基本操作に慣れてきたら、少し応用的な使い方にもチャレンジしてみましょう。ページを階層化して情報を整理したり、見た目を自分好みにカスタマイズしたりすることで、Notionはさらに使いやすく、愛着の湧く「自分だけのツール」へと進化します。
情報を整理するためのページの階層化
Notionでは、ページの中にさらにページを作ることができます。これを「階層化(ネスト)」と言います。PCのデスクトップにあるフォルダの中に、さらにフォルダを作るイメージに近いですね。
例えば、「ホーム画面(ダッシュボード)」という親ページを作り、その中に「仕事」「プライベート」「趣味」といった子ページを配置します。さらに「仕事」ページの中に「プロジェクトA」「議事録」といった孫ページを作ることで、情報が整理整頓され、どこに何があるか一目でわかるようになります。左サイドバーのトグル(▶)を開閉して階層を確認できるのも便利です。
無料プランの制限とチーム利用の注意点
Notionの個人向け無料プラン(フリープラン)は非常に太っ腹で、作成できるページ数やブロック数に制限はありません(以前はありましたが撤廃されました)。しかし、いくつか知っておくべき制限もあります。
【無料プランの主な制限】
- ファイルアップロード容量: 1ファイルあたり5MBまで。大きな画像やPDFを貼る時は注意が必要です(Googleドライブなどのリンク埋め込みなら容量無制限)。
- ページ履歴: 過去のバージョンに戻せるのは7日間まで。
- ゲスト招待: 1ワークスペースあたり10名まで(ワークスペース全体への「メンバー」追加は、2名以上になるとブロック数制限がかかる場合があるので注意)。
特に「メンバー追加」をしてしまうとチーム利用(トライアル)とみなされ、1000ブロック制限がかかることがあるので、他人と共有したい時はページ単位での「ゲスト招待」を使うのがコツです。
習慣トラッカーやタスク管理の実践例
Notionを習慣化する一番の近道は、毎日見るページを作ることです。「習慣トラッカー」は特におすすめです。
データベースを作成し、プロパティに「日付」と、習慣にしたい項目の「チェックボックス(例:筋トレ、読書、早起き)」を追加します。毎日達成したらチェックを入れるだけ。これをカレンダービューに切り替えれば、「今月はこれだけ頑張った!」と可視化でき、モチベーション維持に繋がります。最近追加された「チャートビュー」を使えば、達成率を棒グラフや円グラフで見ることも可能です。
見た目をおしゃれにするカスタマイズ方法
機能だけでなく、見た目も自分好みにできるのがNotionの魅力です。おしゃれなページは開くだけでテンションが上がります。
- アイコン: ページごとのアイコンを変更できます。絵文字だけでなく、外部サイトのシンプルでおしゃれなアイコンも使えます。
- カバー画像: ページ上部のヘッダー画像です。Unsplashという高品質な写真素材サイトと連携しているので、キーワード検索してすぐに美しい写真を設定できます。
- 文字色・背景色: テキストを選択してメニューから色を変えたり、マーカーを引いたりして、視認性を高めつつデザインを楽しめます。
お気に入りの画像や色を使うだけで、ページを開くのが楽しくなり、自然とNotionを使う頻度が増えていくはずです。
まとめ:Notionの使い方を初心者がマスターするコツ
Notionは「育てるツール」です。最初から完璧なページを作ろうとせず、まずはメモ書きや単純なToDoリストから始めてみてください。使っていくうちに「もっとこうしたい」「こんな管理がしたい」という欲求が出てきたら、その都度新しい機能やデータベースを試してみればいいのです。
テンプレートを真似したり、ブロックを積み替えたりしながら、少しずつ自分だけの最高のワークスペースを作り上げていきましょう。その試行錯誤の過程自体を楽しむことが、Notionマスターへの一番の近道です。