
Notionを使いこなす上で、作業効率を劇的に上げるのが「ショートカット」ですよね。マウス操作を減らして、キーボードだけでサクサク操作できると、思考の流れを止めずに作業が進められます。でも、Notionは機能が多い分、ショートカットの種類も膨大です。
私自身、最初はどのショートカットから覚えればいいか迷いました。Notionのショートカット一覧を探しても、Mac版とWindows版の違いで混乱したり、/(スラッシュ)コマンドやShiftキーとの組み合わせ、チェックボックスの操作(Cmd/Ctrl+Enter)など、覚えることが多すぎると感じるかもしれません。特に検索(P)のショートカットは必須ですよね。
また、カスタム(カスタマイズ)はできるのか、あるいはショートカットが動かない時の対処法など、具体的な疑問も出てくるかと思います。この記事では、Notionのショートカットについて、基本の操作から応用まで、分かりやすく整理して解説していきますね。
- MacとWindowsの必須ショートカット一覧
- 「/(スラッシュ)」コマンドとMarkdown記法の基本
- Shiftキーを使った応用的なブロック操作
- ショートカットが「動かない」時の原因と対処法
Notionショートカットの基本(一覧)
Notionのショートカットは、大きく分けて「キーボードショートカット(Cmd/Ctrl + キー)」、「Markdown記法(記号 + スペース)」、そしてNotionの核となる「スラッシュコマンド(/)」の3種類があります。まずは、日常的に絶対使うことになる必須のショートカットから見ていきましょう。
- Notionショートカット一覧(必須)
- Notionショートカット:Mac編
- Notionショートカット:Windows編
- Notionショートカット: / (スラッシュ)
- Notionショートカット:検索 (P)
Notionショートカット一覧(必須)
Notionの操作速度を上げるために、まず最初に覚えたい「必須」のショートカットは、OS(Mac/Windows)を問わず共通のものが多いです。特にテキストの装飾や、Notion AIの呼び出しに関連するものは頻繁に使いますね。
ここでは、私が日常的に使っている「これだけは覚えておきたい」トップ10を厳選してみました。これらを習得するだけで、Notionの操作感は劇的に変わるかなと思います。
【最重要】必須ショートカット トップ10
| アクション | Mac コマンド | Windows/Linux コマンド |
|---|---|---|
| ページ内検索 / ジャンプ | Cmd + P |
Ctrl + P |
| 太字 | Cmd + B |
Ctrl + B |
| リンクを挿入/編集 | Cmd + K |
Ctrl + K |
| インラインコード | Cmd + E |
Ctrl + E |
| コメントを追加 | Cmd + Shift + M |
Ctrl + Shift + M |
| ブロックの複製 | Cmd + D |
Ctrl + D |
| ブロックを選択 | Esc |
Esc |
| ブロックタイプの変換 | Cmd + / |
Ctrl + / |
| サイドバーの表示/非表示 | Cmd + </code> または |
Ctrl + </code> または |
| Notion AIを起動 | スペースキー (行頭で) |
スペースキー (行頭で) |
(より網羅的な一覧は、Notion (ノーション)ヘルプセンター:キーボードショートカットで確認できます。)
特に Cmd/Ctrl + P の検索機能は、Notion内のあらゆるページに瞬時に移動できるため、必須中の必須です。また、Esc キーでテキスト編集モードからブロック選択モードに移行する感覚を掴むことも、Notion操作の鍵となりますね。
Notionショートカット:Mac編
前述の必須ショートカットに加えて、Mac(macOS)環境特有の便利なショートカットも存在します。多くは Cmd(コマンドキー)や Option(オプションキー)を組み合わせて使用します。
Macユーザー向けの主要ショートカット
- 新規ページ作成:
Cmd + NNotionアプリ内で新しいページ(または新しいウィンドウ)を素早く開きます。
- ブロックを上に移動:
Cmd + Shift + ↑選択したブロックを、マウスを使わずに1行(1ブロック)上に移動させます。
- ブロックを下に移動:
Cmd + Shift + ↓選択したブロックを1行(1ブロック)下に移動させます。構成の入れ替えに非常に便利です。
- トグルリストを開閉:
Cmd + Option + Tカーソルがある位置のトグルリスト(
/toggle)を開いたり閉じたりします。 - ブロックタイプの高速変換:
Cmd + Option + [0-9]ブロックを選択した状態で、数字キーを使って瞬時にブロックタイプを変更できます。(例:
Cmd + Option + 1で見出し1に変換) - 前のページに戻る/進む:
Cmd + [(戻る)、Cmd + ](進む)ブラウザの「戻る」「進む」と同じ感覚で、ページ間の移動履歴をたどれます。
- ダーク/ライトモード切替:
Cmd + Shift + LNotionの表示モードをライトモードとダークモードで瞬時に切り替えます。
これらのショートカットは、Windowsの Ctrl キーや Alt キーに対応するものが多いですが、Cmd キーを使った操作感はMacユーザーにとって直感的で使いやすいものになっていますね。
Notionショートカット:Windows編
Windows(およびLinux)環境でも、Macと同様の強力なショートカットが用意されています。主な違いは、Macの Cmd キーが Ctrl キーに、Option キーが Alt キーに対応する点です。
Windowsユーザー向けの主要ショートカット
- 新規ページ作成:
Ctrl + NNotionアプリ内で新しいページを素早く開きます。
- ブロックを上に移動:
Ctrl + Shift + ↑選択したブロックを上に移動させます。文章の構成を考える際などに非常に役立ちます。
- ブロックを下に移動:
Ctrl + Shift + ↓選択したブロックを下に移動させます。
- トグルリストを開閉:
Ctrl + Alt + Tカーソルがあるトグルリストの開閉を切り替えます。
- ブロックタイプの高速変換:
Ctrl + Shift + [0-9]ブロックタイプを数字キーで即座に変更できます。(例:
Ctrl + Shift + 1で見出し1) - 前のページに戻る/進む:
Ctrl + [(戻る)、Ctrl + ](進む)ページ間の移動履歴をたどるショートカットです。
- ダーク/ライトモード切替:
Ctrl + Shift + L表示モードをライトモードとダークモードで切り替えます。
Windowsユーザーの方も、これらの Ctrl キーを基本とした操作に慣れることで、Macユーザーと遜色ないスピードでNotionを操作できるようになるかなと思います。
Notionショートカット :/(スラッシュ)
キーボードショートカットと並んで、Notionの操作効率を決定づける核となる機能が「スラッシュコマンド(/)」です。これは、Notionの「何でもブロックとして扱える」という設計思想を体現した機能ですね。
新しい行(空のブロック)で半角のスラッシュ / を入力すると、その場にメニューが表示され、Notionに存在するほぼ全てのブロックタイプやアクションを呼び出すことができます。
例えば、以下のような操作が可能です。
/h1や/h2: 見出しブロックを作成/todo: ToDoリスト(チェックボックス)を作成/image: 画像ブロックを挿入/table: テーブル(表)を作成/database: Notionの強力なデータベース機能を呼び出す/color: 文字色や背景色を変更/turn: 既存のブロックタイプを別のタイプに変換
このスラッシュコマンドのすごいところは、マウスに手を伸ばす必要が一切ないことです。キーボードでのテキスト入力の流れを止めずに、/ に続けて目的のブロック名(またはその一部)を入力するだけで、ページを構造化し、リッチなコンテンツを追加していくことができます。Notionの基本的な使い方については、「Notion 使い方ガイド:基本からタスク管理まで」でも解説していますが、このスラッシュコマンドの習得は、その第一歩と言えるでしょう。
Notionショートカット:検索(P)
Notionに情報を集約すればするほど、重要になるのが「必要な情報をいかに速く見つけるか」という検索機能です。Notionには、このための強力なショートカットが用意されています。
Cmd + P (Mac) または Ctrl + P (Windows)
このショートカットを押すと、「クイックファインド」(Quick Find)と呼ばれる検索ウィンドウが即座に起動します。これは、ワークスペース全体のページを対象にした高速な検索機能です。
クイックファインド(Cmd/Ctrl + P)の特徴
- 高速性: 入力とほぼ同時に、関連するページタイトルが候補として表示されます。
- ページ内ジャンプ: ページタイトルだけでなく、ページ内のテキストも検索対象となります。
- 最近閲覧したページ: 検索窓が空の状態でも、最近閲覧したページのリストが表示されるため、直前に開いていたページに素早く戻る「ページ移動」ランチャーとしても機能します。
Notion AIが導入されてからは、右下のAIボタン(または Cmd/Ctrl + J)からAIに質問して情報を探す「Q&A機能」も追加されました。しかし、AIの応答を待つよりも、特定のページに直接移動したい場合は、この Cmd/Ctrl + P のクイックファインドの方が圧倒的に高速で効率的です。このショートカットは、Notionを使う上で絶対にマスターすべき最重要ショートカットの一つだと私は思います。
Notionショートカットの応用とトラブル
基本的なショートカットを覚えたら、次はもう少し応用的な操作や、ショートカットが効かない場合のトラブルシューティングです。「Shiftキー」を使った操作や、「カスタム」設定の可否など、一歩進んだ使い方を見ていきましょう。
- Notion ショートカット Shift キー活用
- Notion ショートカット チェックボックス
- Notion ショートカット カスタム設定
- Notion ショートカット 動かない時の対処
- まとめ:Notion ショートカット を習得
Notionショートカット:Shiftキー活用
Notionのショートカットにおいて、Shift キーは「範囲選択」や「通常とは異なる動作」をさせるための重要な修飾キーとして機能します。
特に重要なのが、Notion初心者が最初につまずく「ブロック内改行」です。
Enter: 新しいブロックを作成します。Shift + Enter: 現在のブロック内で改行します(ソフトブレーク)。
Notionでは「段落=1ブロック」なので、同じ段落(ブロック)内で改行したいだけなのに Enter を押してしまい、意図せず新しいブロックが作られて戸惑うことが多いんです。この Shift + Enter は必須の操作ですね。
その他にも、Shift キーは以下のようなブロック操作で活躍します。
- 複数ブロックの選択:
Escで一つのブロックを選択した後、Shift + ↑またはShift + ↓を押すことで、選択範囲を上下のブロックへと拡大できます。 - マウスでの複数選択: ブロックの左側をクリックして選択した後、
Shiftキーを押しながら別のブロックをクリックすると、その間のすべてのブロックを一括で選択できます。 - 逆インデント:
Tabキーでブロックをインデント(字下げ)できますが、Shift + Tabを押すことで、逆にインデントを解除(逆インデント)できます。
Notionショートカット:チェックボックス
タスク管理(ToDoリスト)で多用するのが「チェックボックス」(ToDoリスト)ブロックです。これに関連するショートカットも覚えておくと非常に効率的です。
1. チェックボックスブロックの作成
前述の通り、スラッシュコマンド /todo や、Markdown記法 [] + スペース で素早く作成できます。
2. チェックのオン/オフ切り替え
これが最も重要な操作です。チェックボックスブロックにカーソルがある状態で(またはブロック自体を選択した状態で)、以下のショートカットを使います。
Cmd + Enter (Mac) または Ctrl + Enter (Windows)
このコマンド一発で、マウスをクリックすることなく、タスクのチェックボックスをオン(完了)にしたり、オフ(未完了)に戻したりできます。タスクを次々と処理していく際に、このショートカットを知っているかどうかで作業スピードが大きく変わってきますね。
ちなみに、この Cmd/Ctrl + Enter は、チェックボックスだけでなく、「トグルリスト」ブロックの開閉や、「コールアウト」ブロックの操作など、他の多くのブロックの状態を変更するショートカットとしても機能します。
Notionショートカット:カスタム設定
「Notionのショートカットを自分好みに変更したい」「独自のカスタムショートカットを割り当てたい」と考える方もいるかもしれません。
結論から言うと、Notionのアプリ内には、キーボードショートカット(例:Cmd + B)の割り当てをユーザーが自由に変更(カスタム)するネイティブ機能は、現時点(2025年10月)では提供されていません。
ただし、いくつかの回避策(ワークアラウンド)は存在します。
1. OSレベルでの変更(上級者向け)
お使いのOSの機能を使って、特定のアプリ(Notion)に対してキー割り当てを変更する方法です。
- Macの場合: 「システム設定」 → 「キーボード」 → 「ショートカット」 → 「アプリケーション」から、Notion.appを選択し、メニューバーに表示される正確なコマンド名(例:「ダークモードを切り替える」)に対して、新しいキーの組み合わせを割り当てることができます。
- Windowsの場合: 「AutoHotkey」のようなサードパーティ製のキーリマップツールを使用し、Notionがアクティブな時だけキーバインドを変更するスクリプトを組むことが可能です。
ただし、これらの方法は設定が複雑であり、Notionのアップデートによって動作しなくなるリスクも伴います。
2. Notionが推奨する「カスタム」:テンプレートボタン
Notionにおける「ショートカットのカスタマイズ」の真髄は、個々のキー操作の変更ではなく、「ワークフローの自動化」にあると私は考えています。
スラッシュコマンドの /template で作成できる「テンプレートボタン」機能を使うと、「ボタンを1回クリックするだけで、あらかじめ設定しておいたブロックの組み合わせ(例:日報のフォーマットや、議事録の雛形)を一括で生成する」という、複雑な操作を「ショートカット化」できます。これは、単一のキーバインドを変更するよりも遥かに強力な「カスタム」機能と言えるでしょう。「Notion データベースの使い方:基本から連携まで」で解説されているデータベーステンプレートの活用も、この一種ですね。
Notionショートカット:動かない時の対処
「Notionのショートカットが動かない」「反応しない」という問題に直面した場合、いくつかの一般的な原因が考えられます。慌てずに以下のチェックリストを確認してみてください。
ショートカットが動かない時の診断チェックリスト
- 日本語入力メソッド(IME)の競合(最重要): これが日本語ユーザーにとって最も一般的な原因です。
EscやCmd/Ctrl + Shift + ↑などのショートカットが機能しない場合、キーボードのフォーカスがNotionアプリ本体ではなく、IME(日本語入力の変換候補ウィンドウなど)にある可能性が高いです。 【対処法】: まずEnterキーを押して、入力中のひらがなや漢字を「確定」させます。次にEscキーを押して、IMEのフォーカスを解除し、Notionの「ブロック編集モード」に切り替えます。この状態で、再度ショートカットを試してください。 - ブラウザ拡張機能の競合(Web版の場合): Grammarly、パスワードマネージャー、広告ブロッカーなどのブラウザ拡張機能が、Notionが受け取るべきキー操作を「横取り」している可能性があります。 【対処法】: ブラウザの「シークレットモード」(拡張機能が無効)でNotionを開き、ショートカットが機能するか試してください。機能する場合は、拡張機能を一つずつ無効化し、原因となっているものを特定します。
- OS(オペレーティングシステム)との競合: OSレベルのショートカット(例:画面キャプチャや入力切替など)とNotionのショートカットが競合している場合があります。 【対処法】: Notionデスクトップアプリ版の利用を試みるか、OS側のキーボード設定を見直してください。
- コンテキスト(モード)の間違い: 「動かない」と感じる問題の多くは、Notionの「モード」の誤解が原因です。Notionには「テキスト編集モード」(カーソルが点滅)と「ブロック編集モード」(ブロック全体が青枠で選択)があります。 【対処法】: 例えば、
Cmd/Ctrl + D(ブロック複製)は、テキスト編集中は機能しません。Escキーを押して「ブロック編集モード」に切り替えてから、再度コマンドを実行してみてください。
まとめ:Notionショートカットを習得
この記事では、Notionの作業効率を飛躍的に高める「Notion ショートカット」について、必須の一覧から、Mac/Windows別の違い、スラッシュコマンド(/)や検索(P)、さらには「動かない」時の対処法まで、幅広く解説してきました。
Notionのショートカットは種類が多く、最初は覚えるのが大変かもしれません。しかし、全てを一度に暗記する必要はありません。まずは、あなたが最もよく行う操作(例えば、私にとっては「検索」や「チェックボックス操作」)に関連するものから一つずつ身につけていくのが良いと思います。
最後に、Notion ショートカットを習得するための重要なポイントをまとめます。
- Notion ショートカットは「キーボード」「Markdown記法」「/(スラッシュ)」の3種類が基本
- 必須ショートカットとして
Cmd/Ctrl + P(検索)とCmd/Ctrl + K(リンク)は最優先で覚える - Macは
Cmd、WindowsはCtrlが基本。Shiftキーは範囲選択や特殊操作で多用 / (スラッシュ)コマンドは、あらゆるブロックを呼び出すNotionの核となるショートカット[] + スペース(Markdown記法)でチェックボックスを作成できる- チェックボックスのオン/オフは
Cmd/Ctrl + Enterが高速 - ショートカットの「カスタム」は標準機能では不可。OS設定やテンプレートボタンで代替
- ショートカットが「動かない」最大の原因は「日本語入力(IME)が確定していない」こと
Escキーで「テキスト編集モード」から「ブロック編集モード」に切り替える感覚を掴むことが重要