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Notionを日本語で使う:設定と入力問題を完全解説

Notion日本語

Notionを使い始めたい、あるいは使い始めたけれど、「英語の部分があって分かりにくい」「日本語での使い方が知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。Notionは2021年10月12日に日本語版が正式リリースされ、メニューやヘルプセンターの日本語化が進んでいますが、それでも設定方法や日本語入力特有の問題に戸惑うことがあるかもしれません。

特に、PCでは日本語化できたのにスマホ(AndroidやiPhone)でNotion 日本語化 できない問題、notion 日本語入力 遅いと感じるパフォーマンスの問題、さらにはnotion 日本語入力 消えるといったAndroid特有の不具合に悩まされている方もいるようです。また、notion 日本語 フォントの変更方法や、notion ai 日本語での実力、notion 日本語 テンプレートの探し方、notion 日本語 サポート体制についても気になるところですよね。notion 日本語 おかしいと感じるバグのような挙動に遭遇しているかもしれません。

この記事では、そんなNotionの日本語環境に関するあらゆる疑問やトラブルについて、PC・スマホそれぞれの日本語化設定手順から、入力が遅い・消えるといった不具合の具体的な対処法、フォントやテンプレート、AIの日本語活用法まで、分かりやすく網羅的に解説していきますね。

  • PC版とスマホ版(iPhone/Android)での日本語化の具体的な設定手順
  • 「日本語化できない」「入力が遅い」「文字が消える」といった問題の原因と対処法
  • Notion AIの日本語での活用法や、日本語テンプレートの探し方
  • 日本語フォントの変更方法や、日本語サポートの利用方法

Notion 日本語 の設定と基本ガイド

Notionを快適に使うための第一歩は、作業環境を日本語に整えることです。英語のインターフェースはスタイリッシュですが、やはり母国語である日本語の方が直感的に操作でき、学習コストも下がりますよね。ここでは、PC版とスマホ版での日本語化の手順、多くの人が気にするフォントのカスタマイズ、そして日本語で利用できる便利なテンプレートやAI機能の対応状況など、基本的な情報をしっかり解説します。

  • Notionを日本語化:手順(PC)
  • Notionを日本語化:スマホではできない?
  • Notionの日本語でフォントを変更する
  • Notion日本語でテンプレートの探し方
  • NotionAIの日本語での活用法

Notionを日本語化:手順(PC)

NotionのPC版(WindowsまたはMacのデスリクトップアプリ、あるいはChromeなどのWebブラウザ版)を日本語インターフェースに変更する手順は、非常に簡単です。もしアカウント作成時に自動で日本語にならなかった場合や、一度英語で使い始めてしまった場合でも、以下の簡単な4つのステップでいつでも日本語表示に切り替えることができます。

  1. Notionのワークスペースを開き、画面左側にあるサイドバーの上部、「お気に入り」や「ワークスペース」といった項目の上にある「Settings & members」(設定とメンバー)をクリックします。
  2. 左側に設定メニューが並んだウィンドウが表示されます。そのメニューの中から「Language & region」(言語と地域)を選択します。
  3. 一番上に「Language」(言語)という項目があり、現在設定されている言語(例: "English")がドロップダウンメニューとして表示されています。このメニューをクリックし、リストから「日本語」を探して選択します。
  4. 「Update languages?」(言語を更新しますか?)という変更の確認画面が表示されますので、迷わず右下の青い「Update」(更新)ボタンをクリックします。

この「Update」ボタンをクリックすると、Notionの画面全体が自動的に再読み込み(リフレッシュ)されます。再読み込みが完了すると、サイドバーのメニュー名、設定項目、ボタンの表示など、インターフェースの大部分が日本語で表示されるようになっているはずです。たったこれだけの操作で、Notionの操作ハードルがぐっと下がり、より親しみやすくなるかなと思います。

Notionを日本語化:スマホではできない?

PC版を無事に日本語化できた後、「よし、次はスマホアプリも!」と思ってNotionのモバイルアプリ(iPhoneやAndroid)を開いてみると、PC版とは違って表示が英語のまま変わらず、「Notion 日本語化 できない」と困ってしまうケースが非常に多く報告されています。これは、Notion初心者が最初につまずきやすい、とても紛らわしいポイントの一つです。

アプリ内の設定(Settings)を探しても、PC版のような言語変更メニューは見つかりません。これは故障やバグではなく、Notionモバイルアプリの意図的な仕様が原因です。

結論:モバイル版Notionアプリ(iOS/Android)は、アプリ内に個別の言語設定機能を持っていません。アプリの表示言語は、あなたのスマートフォン(またはタブレット)本体のOS(オペレーティングシステム)で設定されている「優先言語」に自動的に従う仕組みになっています。

したがって、Notionアプリを日本語で表示させたい場合の対処法は、「Notionアプリ内の設定」ではなく、「デバイス本体の設定」を変更することです。

iOS (iPhone/iPad) の場合

Appleデバイスの「設定」アプリを開き、「一般」→「言語と地域」に進みます。「使用する言語の優先順序」というリスト(または「優先する言語」)で、「日本語」がリストの最上位(または少なくとも「English」よりも上)に設定されていることを確認してください。もし日本語がリストにない、または下位にある場合は、日本語を追加して最上位にドラッグ&ドロップで移動させてください。

Android の場合

Androidデバイスの「設定」アプリを開き、「システム」(または「一般管理」など、機種により名称が異なります)→「言語と入力」(または「言語」)に進みます。デバイスのシステム言語として「日本語」が設定されていることを確認してください。もし英語などが設定されている場合は、日本語を追加して第一言語に設定します。

デバイス本体のシステム言語を日本語に設定(または優先)した後、Notionアプリを完全に終了させてから再起動すれば、アプリのインターフェースも連動して日本語で表示されるようになるはずです。このPC版とモバイル版での「設定場所の違い」は、ぜひ覚えておいてくださいね。

Notionの日本語でフォントを変更する

Notionを日本語で快適に使い始めると、次に気になるのが「フォント(書体)」かもしれません。「デフォルトのゴシック体も読みやすいけれど、レポート作成用に明朝体にしたい」「自分好みのフォントに変更できないか?」といった要望が出てくるかと思います。

この点において、Notionは意図的にシンプルさを保っています。ページの見た目を統一し、どのデバイスでも同じように表示させるため、フォントのカスタマイズ機能はあえて非常に制限されています。

Notionのページ右上の「・・・」(その他メニュー)をクリックし、表示されるメニューから「フォントスタイル」(Style)を選択すると、以下の3種類のフォントスタイルからのみ選ぶことができます。

  1. デフォルト (Default): 標準のゴシック体(サンセリフ体)です。日本語環境では、OSに標準搭載されている読みやすいゴシック体(例:ヒラギノ角ゴシック、メイリオ、Noto Sans JPなど)が適用されることが多いです。
  2. セリフ (Serif): いわゆる明朝体(セリフ体)です。論文や報告書など、かしこまった雰囲気を出したい場合に適しています。
  3. モノ (Mono): 等幅フォント(すべての文字幅が同じフォント)です。主にプログラミングコード(/codeブロック)などで使われますが、あえてページ全体のフォントとして設定し、タイプライターのような無機質な雰囲気を出す使い方もできます。

残念ながら、「自分のPCにインストールされている特定の日本語フォント(例:游ゴシックやヒラギノ明朝 W6など)を個別に指定したい」という、WordやGoogleドキュメントのような高度なカスタマイズには、Notionの標準機能では対応していません

裏技的な方法(非公式・上級者向け)

どうしてもフォントを変更したい場合、非公式な方法として、Webブラウザ版のNotionを利用している場合に限り、「Stylebot」や「Stylus」といった**ブラウザ拡張機能(アドオン)**を使って、ページのCSS(スタイルシート)を強制的に書き換えることで、見た目上のフォントを変更するという裏技的な方法は存在します。

しかし、これはNotionが公式にサポートしている方法ではなく、あくまでユーザー側でのハック(改造)です。そのため、Notionのアップデートで突然使えなくなる可能性や、特定のページで表示崩れを起こすリスクもあります。基本的にはNotionが用意した3つのフォントスタイルの中で運用するのが、最も安全でストレスのない方法かなと思います。

Notionの日本語でテンプレートの探し方

Notionの「使い方」を学ぶ上で、ゼロから自分で複雑なデータベースやページレイアウトを構築するよりも、遥かに効率的で、挫折しにくい方法があります。それが、先人たちが作成した「テンプレート」を活用することです。

特に、日本の業務フロー(例:日報、議事録)や個人の使い方(例:家計簿、就活ノート)に合わせて作られた日本語のテンプレートは、私たちにとって非常に役立ちます。英語のテンプレートも素晴らしいものが多いですが、プロパティ名などが英語だと、直感的に使いにくいことがありますからね。

日本語のテンプレートを探す主な方法は、以下の2つです。

1. Notion公式テンプレートギャラリー

最も安全で手軽な方法です。Notionのサイドバーにある「テンプレート」(Templates)をクリックすると、公式のテンプレートギャラリーが開きます。このギャラリーは近年、日本語のテンプレートも大幅に拡充されています。 「タスク管理」「議事録」「学生向け」「個人」といったカテゴリー別に多くの高品質な日本語テンプレートが用意されています。まずはここから、自分の目的に合ったものを探してみるのが基本ですね。

2. ユーザー作成のテンプレート配布サイト(note, Zenn, 個人ブログなど)

Notion公式ギャラリー以外にも、多くのNotionクリエイターやパワーユーザーが、自身のブログや情報発信プラットフォーム(特に日本では「note」やエンジニア向けの「Zenn」)で、自作のオリジナルテンプレートを配布・販売しているケースが非常に多いです。

Notion テンプレート 配布」や「Notion テンプレート タスク管理 日本語」といったキーワードでWeb検索すると、公式ギャラリーにはない、よりニッチな用途や、高度な機能(複雑なリレーションや関数)が組み込まれたテンプレートを見つけることができます。

これには、無料で複製(Duplicate)できる高機能なテンプレートから、数百円程度で販売されている非常に洗練された有料のテンプレートまで、多種多様です。

テンプレートは「生きた教科書」

私が思うに、これらのテンプレートは単なる雛形ではなく、「Notionの高度な使い方を学ぶための生きた教科書」です。テンプレートを自分のワークスペースに複製し、そのデータベースがどのように設定されているか、どんなプロパティが使われているか、ビューのフィルターやソートはどうなっているかを「分析・分解」し、それをカスタマイズすることが、Notionの応用機能を学ぶ最良の学習方法の一つだと考えています。

NotionAIの日本語での活用法

Notionの強力な機能である「Notion AI」も、もちろん日本語に完全対応しています。Notionの日本語インターフェース内で、AIに対して日本語で自然な指示(プロンプト)を与えるだけで、驚くほど高精度な応答を得ることができます。(※Notion AIの本格利用は有料プラン、またはNotion AI 無料枠の回数制限内での試用となります。)

Notion AIが他のAIツール(ChatGPTなど)と異なる最大の強みは、Notionのページやデータベースと深く統合されている点です。これにより、作業の流れを中断することなく、Notion内で完結したAI活用が可能になります。

日本語での具体的な活用例は多岐にわたります。

  • 文章作成・編集(ライティング支援): 「新製品〇〇に関するプレスリリースの下書きを、日本語で作成してください」といったゼロからの文章作成や、既存の日本語テキストを選択して「このメール文面を、より丁寧なビジネス日本語に修正してください」といった校正・リライトが可能です。
  • 要約・タスク抽出(情報整理): Notionページに貼り付けた長い日本語の議事録やレポート全文を選択し、「この記事の要点を3つにまとめてください」と指示して要約させたり、「この議事録から、決定事項とアクションアイテム(ToDo)を抽出してください」と指示してタスクを自動でリストアップさせたりできます。この要約機能については、「Notion AI 要約 使い方を徹底解説!PDFも自動化」で詳しく紹介しています。
  • アイデア出し(ブレインストーミング): 「新しいプロジェクトのタイトル案を、日本語で10個ブレインストーミングしてください」といった、創造的な作業の壁打ち相手として非常に優秀です。
  • 高精度な翻訳: ページ内の日本語テキストを選択し、即座に英語や他の言語に翻訳、またはその逆も可能です。
  • データベース連携(AIプロパティ): これが非常に強力です。データベースに「AIカスタム自動入力」プロパティを追加し、「このページの本文(議事録)を日本語で要約する」や「このタスク名から日本語のキーワードを5個抽出する」といった処理を自動化できます。
  • 情報検索(Q&A): ワークスペース内の情報を対象に、「先週の〇〇プロジェクトの議事録の要点は?」と日本語で質問し、AIに関連ページを探し出し、答えを要約させることができます。

Notion AIは、内部でGPT-4やClaudeなど複数の高性能AIモデルを利用しており(詳細は「Notion AI モデル徹底解説!GPT/Claude/Gemini比較」を参照)、特にClaudeモデルなどは自然な日本語処理に強いと評価されています。Notionの日本語環境をさらに強力にする機能として、ぜひ活用を検討したいですね。

Notion日本語入力の問題と対策

Notionを日本語で快適に利用できる環境が整ってきた一方で、特に日本語入力(IME)に関連する特有の不具合やパフォーマンスの問題に悩まされているユーザーも少なくありません。ここでは、代表的な問題とその原因、対処法について解説します。

  • Notion日本語入力:遅い場合の対処法
  • Notion日本語入力 : androidでの不具合
  • Notion日本語入力: mac での不具合
  • Notionの日本語がおかしい・バグの解決策
  • Notionの日本語:サポートの利用法
  • まとめ:Notionでの日本語環境の最適化

Notion日本語入力:遅い場合の対処法

Notionを使っていて、日本語を入力する際の文字変換やテキストの反映が「遅い」「重い」「もたつく」と感じる問題は、多くのユーザーから報告されています。特に長文を入力している時や、データベースを操作している時にこの症状が出やすいようです。

この「日本語入力が遅い」問題の原因は、必ずしも日本語入力システム(IME:WindowsのMicrosoft IMEやMacのことえり、Google日本語入力など)自体にあるとは限りません。多くの場合、Notionのページ全体のパフォーマンスが低下していることが、結果として入力の遅延(ラグ)を引き起こしていると考えられます。

Notionページが重くなる(=入力が遅くなる)主な原因

  • データベースの肥大化: 1つのデータベースに数千、数万といった大量のアイテム(ページ)が格納されていると、そのデータベースの読み込み、フィルター、ソート処理に時間がかかり、ページ全体の動作が重くなります。
  • 大量のメディアファイルと埋め込み: 1つのページ内に、高解像度の画像ファイル、動画ファイル、PDF、あるいはFigmaやGoogleマップといった外部サービスの埋め込みコンテンツが大量に配置されていると、ページの初期読み込み(レンダリング)負荷が高くなります。
  • 複雑すぎるページ設計: 1ページ内に、多数の「リンクドデータベース」(Linked Database)や、複雑な計算を行う「リレーション」「ロールアップ」プロパティを多用しすぎると、データの計算・連携処理にCPUパワーが割かれ、動作が遅くなることがあります。
  • 不安定なネットワーク環境: Notionは基本的にクラウドベースのツールであるため、インターネット接続が不安定だと、データの同期や読み込みが遅れ、入力の反応が悪くなることがあります。

これらの原因に対する対処法としては、以下のようなページの最適化が有効です。

  1. データベースの最適化(最も効果的): 巨大すぎるデータベース(例:数年分のタスクが全て入っている)は、アーカイブ(例:「2024年以前のタスク」DBを別途作成して移動)などで分割します。また、データベースビューの「フィルター」を適切に設定し、初期表示時に読み込むデータ量を「完了済みタスクは非表示にする」「今週のタスクのみ表示する」など、できるだけ少なく制限することが非常に効果的です。
  2. ページ設計の見直し(軽量化): 長すぎるページは、サブページを作って内容を分割します。「トグルリスト」(/toggle)を活用し、初期状態では詳細なコンテンツ(特に画像や埋め込み)を折りたたんでおくことで、ページの初期読み込み負荷を大幅に軽減できます。
  3. アプリケーション環境の確認:
    • アップデート: 使用しているNotionアプリ(デスクトップ版、モバイル版)が最新版でない場合は、アップデートします。バグが修正されている可能性があります。
    • キャッシュのクリア: Webブラウザ版で利用している場合は、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアしてみることで改善する場合があります。
    • 再起動: NotionアプリやPC/スマホ本体を再起動することで、一時的なメモリ不足などが解消される場合もあります。

日本語入力の遅さが気になったら、まずは「入力しているページが重くなっていないか?」を疑い、これらの最適化を試みることが解決の近道となります。

Notion日本語入力:androidでの不具合

Notionのモバイルアプリの中でも、特にAndroid(アンドロイド)版を利用しているユーザーから、「日本語を入力している最中に、カーソルが意図しない行へ勝手に飛んでしまう」あるいは「入力した文字や、すでに入力されていた同じ行のテキストが勝手に消える」といった、作業を著しく妨げる深刻な不具合が、残念ながら長期間にわたり報告されています。

これは明らかにNotionの使い勝手を損ねる重大な問題ですね。

この問題の根本的な原因は、Notionアプリ側のバグ(不具合)という可能性もありますが、多くの場合、Notionモバイルアプリと、Androidスマートフォンにインストールされている日本語入力アプリ(IME、キーボードアプリ)との「相性問題」である可能性が非常に高いと考えられています。

特に、Googleが提供する「Gboard」や「Google日本語入力」といった、多くのAndroidユーザーが利用している人気のIMEとの間で、この種の不具合(入力中の文字消失やカーソルジャンプ)が報告されることが多いようです。

対処法(根本解決ではないが試す価値あり)

この問題の根本的な解決は、Notionアプリ側またはIMEアプリ側でのアップデートによる修正を待つほかありませんが、ユーザー側で試すことができる対処法(切り分け)がいくつかあります。

  1. 各種アプリのアップデート(基本): まず、Google Playストアを開き、Notionアプリと、現在使用している日本語入力アプリ(Gboardなど)の両方が、最新バージョンにアップデートされていることを必ず確認してください。古いバージョンを使っている場合、既知のバグが修正されていない可能性があります。
  2. 別の日本語入力アプリ(IME)を試す(効果的な場合あり): これが最も有効な切り分け方法です。現在Gboardを使っているなら、一時的にアンインストールし「Google日本語入力」に切り替えてみる(あるいはその逆)。または、「ATOK」(有料)や「Simeji」など、全く別の日本語入力アプリをインストールして、Notionでの入力を試してみてください。IMEを変更することで、問題がピタリと解消されるケースがあります。
  3. Notionアプリのキャッシュ削除・再インストール: Androidの「設定」→「アプリ」→「Notion」から、アプリのキャッシュを削除してみる。それでも改善しない場合は、一度Notionアプリをアンインストールし、Playストアから再インストールしてみるのも、最終手段としてはあり得ます。(ただし、データはクラウドにあるため消えませんが、オフラインデータなどはリセットされます。)

このAndroid特有の日本語入力問題は、多くのユーザーを悩ませている深刻な問題であり、Notion側にも早急な根本改善が望まれますね。

Notion日本語入力:mac での不具合

Android版ほど深刻な「文字が消える」といった問題は少ないものの、Mac(マック)版のNotionデスクトップアプリやブラウザ版を利用しているユーザーからも、日本語入力や表示に関する特有の不具合が報告されることがあります。

その中で最もよく聞かれるのが、「Notionアプリ内の言語設定は『英語』にしているのに、なぜかMacのメニューバー(画面上部の『ファイル』『編集』など)や、一部の右クリックメニューだけが勝手に『日本語』で表示される」あるいは、その逆で「Notionを日本語設定にしているのに、一部のUIだけが英語になる」といった言語表示の混在現象です。

この問題に遭遇すると、「Notion 日本語 おかしい」「バグだ」と感じるかもしれませんが、これは多くの場合、Notionアプリ自体のバグではなく、macOS(Macのオペレーティングシステム)が持つ「アプリごとの言語設定」機能が、意図せずNotionに適用されてしまっていることが原因です。

Macでの言語表示混在 不具合の解決策

  1. Macの「システム設定」アプリを開きます。(リンゴマーク  → システム設定)
  2. 一般」→「言語と地域」(Language & Region)の順に進みます。
  3. 設定画面の一番下にある「アプリケーション」(Applications)というセクション(もし存在すれば)を確認します。
  4. もし、このリストに「Notion.app」が追加されており、Notionアプリ内の設定とは異なる言語(例:日本語)が個別に指定されている場合、それが原因である可能性が極めて高いです。
  5. リストから「Notion.app」を選択し、「」(マイナス)ボタンを押して、このNotion専用の個別言語設定をリストから削除してください。

このOS側の個別設定を削除し、Notionアプリを完全に再起動(Cmd + Q で終了してから再度起動)することで、Notionアプリ全体の表示言語が、Notionアプリ内の「Settings & members」→「Language & region」で選択した単一の言語(例:英語または日本語)に正しく統一されるはずです。

Notionの日本語がおかしい・バグの解決策

前述の「入力が遅い」「文字が消える(Android)」「言語表示が混在する(Mac)」といった代表的な問題以外にも、「notion 日本語 おかしい」と感じる様々な細かな不具合(バグ)に遭遇することがあるかもしれません。

例えば、以下のようなケースが報告されたりします。

  • 「日本語の検索(ワークスペース右上の検索バーでの日本語入力)が、うまく機能しない・ヒットしない」
  • 「特定の日本語フォント(セリフ体など)で、一部の文字が正しく表示されない(いわゆる豆腐化け)」
  • 「日本語入力中に、変換候補のウィンドウが変な場所に表示される」

このような原因不明の不具合に直面した場合、Notionサポートに問い合わせる前に、まずは以下の基本的なトラブルシューティングを一通り試してみることをお勧めします。

  1. アプリの再起動: 最も基本的かつ簡単な解決策です。Notionのデスクトップアプリを完全に終了(Macなら Cmd + Q, Windowsならタスクバーから終了)させてから、もう一度起動し直します。
  2. PC/スマホの再起動: デバイス自体を再起動することで、OSレベルやメモリ上の一時的な不具合が解消される場合があります。
  3. 最新版へのアップデート: 使用しているNotionアプリ(デスクトップ版、モバイル版)が最新バージョンであるかを必ず確認してください。古いバージョンを使い続けている場合、既知のバグが修正されていない可能性があります。アプリストアや公式サイトで最新版を確認し、必要ならアップデートします。
  4. キャッシュのクリア(ブラウザ版): Webブラウザ版でNotionを利用している場合は、ブラウザに保存されているキャッシュやCookieといった古いデータが不具合の原因となっている可能性があります。ブラウザの設定メニューから、Notionに関連するキャッシュとCookieをクリアしてみることで、問題が解決することがあります。
  5. Notion公式ステータスの確認: 最後の可能性として、Notion側のサーバーで一時的な障害が発生している場合も考えられます。Notionの公式ステータスページ(status.notion.so)にアクセスし、システム全体や特定の機能(例:Search)が「Operational(正常)」でない(例:「Degraded Performance(パフォーマンス低下)」や「Partial Outage(一部障害)」)状態になっていないか確認します。障害が発生している場合は、ユーザー側では対処できないため、復旧を待つしかありません。

これらの基本的な対策を試しても問題が解決しない場合は、特定の環境(あなたのOSバージョンやIMEの組み合わせ)とNotionアプリとの相性問題や、Notion側の未解決のバグである可能性が考えられます。その場合は、次のステップとしてサポートへの連絡を検討します。

Notionの日本語でサポートの利用法

基本的なトラブルシューティングを試しても日本語に関する問題が解決しない場合、あるいはNotionの機能(特に日本語環境での動作)についてどうしても分からないことがある場合、最終的な手段としてNotionのカスタマーサポートに問い合わせることができます。

Notionは、グローバル企業でありながら、日本語によるカスタマーサポートにも対応しています。これは日本のユーザーにとって非常に心強い点ですね。

サポートへの問い合わせ手順

Notionサポートへの連絡は、主にアプリ内から行うのがスムーズです。

  1. Notionアプリ(デスクトップ版またはWeb版)の画面右下にある「」マーク(ヘルプとサポート)をクリックします。
  2. 表示されるメニューから、「サポートにメッセージを送信」(Send us a message)または「ヘルプとフィードバック」(Help & feedback)といった項目を選択します。(※プランやアカウントの種類によって表示が異なる場合があります。)
  3. サポート用のチャットウィンドウ(最初はAIボットが応答することがあります)が開きます。
  4. ここで、発生している問題や質問の内容を、日本語でできるだけ具体的に入力して送信します。

    問い合わせ時に含めるべき情報:

    • いつから発生しているか?
    • どの環境で発生しているか?(例:Macデスクトップアプリ版 Ver.X.X, Androidアプリ版 Ver.Y.Y, Chromeブラウザ版 Ver.Z.Z)
    • 具体的な症状は?(例:Android版でGboard使用時、日本語入力した文字が消える)
    • 試した対処法は?(例:アプリの再インストール、キャッシュクリアは試したが改善しない)
    • 可能であれば、問題が発生している状況を示すスクリーンショット画面録画(動画)を添付すると、問題が伝わりやすくなります。

問い合わせを送信すると、Notionの日本語サポートチーム(またはAIボットを介して人間のサポート担当者)が内容を確認し、順次チャットまたはメールで回答を返してくれます。ただし、Notionは全世界で数千万人のユーザーを抱えているため、サポートの応答までに時間がかかる(数時間〜数日)場合があることは理解しておきましょう。

公式ヘルプセンター(リファレンス)の活用

また、サポートに問い合わせる前に、Notionの公式ヘルプセンター(リファレンス)をまず検索することも非常に有効です。Notionのヘルプセンターは、驚くほどほぼ完全に日本語化されており、データベース、数式、AI機能、セキュリティ設定といった高度で専門的な機能についても、詳細な日本語のガイド記事が整備されています。多くの場合、あなたの疑問の答えは、サポート担当者の返信を待つよりも早く、かつ正確に、このヘルプセンターで見つかるかもしれません。

まとめ:Notionでの日本語環境の最適化

この記事では、Notionの日本語環境について、PC・スマホでの日本語化設定方法から、多くのユーザーが悩まされている「遅い」「消える」といった日本語入力の不具合やバグの対処法、さらには日本語テンプレートやAIの活用法まで、網羅的に解説してきました。

Notionは、2021年の正式リリース以降、UI(メニュー)やヘルプセンター、カスタマーサポートに至るまで、日本語対応が非常に高いレベルで実現されており、日本のユーザーにとって非常に使いやすい環境が整っています。しかし、その多機能性と、OSやIME(日本語入力システム)との複雑な相性問題などにより、いくつかの日本語特有のトラブルポイントが残っているのも事実です。

最後に、Notionの日本語環境を最適化し、これらの問題を回避または解決しながら、快適に使いこなすための重要なポイントをまとめとして箇条書きで整理します。

  • NotionはUI(メニュー)・ヘルプ・サポートともに日本語に完全対応している。
  • PC版の日本語化は「設定」→「Language & region」から簡単に変更可能。
  • スマホ版(iOS/Android)はアプリ内に言語設定がなく、デバイス本体のシステム言語を「日本語」に設定(または優先)する必要がある。(「日本語化できない」最大の原因)
  • 日本語フォントの個別変更は標準機能ではできず、「デフォルト(ゴシック)」「セリフ(明朝)」「モノ(等幅)」の3種類から選ぶ仕様。
  • 日本語テンプレートは「公式ギャラリー」のほか、「note」などのユーザー配布サイトで探すのが効率的。
  • Notion AIも日本語に完全対応。要約、翻訳、データベース連携(AIプロパティ)、情報検索(Q&A)など高度な活用が日本語で可能。
  • notion 日本語入力 遅い問題は、ページのパフォーマンス低下(データベース肥大化、画像過多)が原因の場合が多いため、ページの最適化(フィルター、トグル活用など)を試す。
  • notion 日本語入力 消える androidの不具合は、NotionアプリとIME(キーボードアプリ)との相性問題の可能性が高い。アプリのアップデートや、別のIME(Gboard以外など)を試すことを検討する。
  • Macで言語表示が「おかしい」(英語と日本語が混在する)場合は、macOSの「アプリごとの言語設定」でNotionに個別設定がされていないか確認・削除する。
  • 原因不明の基本的な不具合は、アプリ再起動最新版へのアップデートキャッシュクリア(ブラウザ版)で改善する場合がある。
  • 最終手段として、Notionアプリ内の「?」から日本語でサポートに問い合わせが可能。その際は環境や症状を具体的に。

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