学生生活をもっと効率的に、スマートに進めたいと考えているあなたへ。Notionは授業ノート、課題管理、サークル活動など、学生生活のあらゆる情報を一元管理できる便利なツールです。さらに、そのNotionにはAI機能「Notion AI」も搭載されており、レポート作成やアイデア出しを強力にサポートしてくれます。
「Notionをお得に使いたい」「Notion AIにも学割はあるの?」そんな疑問をお持ちではありませんか。実は、Notionには学生向けの特別な割引プランがあり、Notion AIもお得に利用できる可能性があります。この記事では、Notion AI 学割の詳細について、申請方法から利用できる機能、注意点まで、わかりやすく解説します。
- Notionの学生向けプラン「学割プラスプラン」の内容
- Notion AIを学割価格で利用するための条件と手順
- 学割申請がうまくいかない場合の対処法
- 学割の利用期間や卒業後の扱いについて
Notion AI 学割の基本とメリット

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Notion 学割プラスプランとは?
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Notion 学割プラン できること紹介
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Notion plus 学生向け特典詳細
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Notion AI 学生 無料利用の条件
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Notion AI 学割は本当にお得か?
Notion 学割プラスプランとは?
Notion AIの学割について詳しく知るためには、まず基本となるNotion本体、つまり普段皆さんがメモやドキュメント作成に使っているNotion自体に、学生向けの特別な割引プランがあることを理解しておく必要があります。Notionでは、対象となる学生さんや学校の先生(教職員)向けに、「学割プラスプラン」という名前のプランを無料で提供しています。
このプランは、通常であれば月額料金が必要な「プラスプラン」とほぼ同じ機能を持っている点が大きな特徴です。本来有料の便利な機能を、学生や教職員であれば無料で利用できる、とてもお得な制度なのです。レポート作成、課題管理、サークル活動の運営、就職活動の情報整理など、Notionをフル活用して学校生活を充実させたいと考えている方にとって、この学割プラスプランは非常に魅力的な選択肢となります。
対象となるのは誰?
このお得な学割プラスプランを利用できるのは、主に以下の二つの条件を満たす方々です。
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認定された高等教育機関に在籍していること: Notionが定めている基準(具体的にはWHED - World Higher Education Databaseという世界的な大学データベースに登録されていること)を満たす大学、大学院、専門学校などに在籍している学生さんや、そこで働いている先生(教職員)が対象となります。
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学校発行のメールアドレスを持っていること: 申請や利用資格の確認のために、所属している学校から発行された、学校独自のドメイン名(例えば
name@university.ac.jpやname@school.eduのような形式)を持つメールアドレスが必要です。
注意点:対象外となるケース
- 残念ながら、現時点では幼稚園、小学校、中学校、高校の児童・生徒さんや先生方は、この学割プラスプランの対象外となっています。(ただし、Notionの基本的な無料プランは利用可能です。)
- Gmail (@gmail.com) やYahoo!メール (@yahoo.co.jp) のような、個人的に取得したフリーメールアドレスでNotionに登録している場合は、学割を申請できません。学校発行のメールアドレスに変更する必要があります。
プランとしての位置づけ
Notionには、誰でも無料で使える「フリープラン」があります。このフリープランでも基本的な機能は十分に利用できますが、ファイルのアップロードサイズやページの履歴保存期間、他の人を招待できる人数などに制限があります。「学割プラスプラン」は、このフリープランの制限を大幅に緩和し、より多くの機能を使えるようにした、いわば「無料のパワーアップ版」と考えることができます。個人でNotionを使う範囲であれば、通常の有料プランと比べても遜色ないレベルで活用できるようになります。
そして、この記事の主題であるNotion AIに関連して最も大切な点は、この学割プラスプランを利用していることが、Notion AIの機能を割引価格(半額)で利用するための前提条件となることです。したがって、Notion AIをお得に使いたいと考えている学生さんは、まず何よりも先に、この学割プラスプランへの登録・アップグレードを目指す必要があるのです。
Notion 学割プラン できること紹介
Notionの「学割プラスプラン」は、単に無料であるだけでなく、通常のフリープランと比較して機能が大幅に強化されており、学生生活の様々な場面で役立つ多くの「できること」を提供します。このプランにアップグレードすることで、Notionの活用の幅がぐっと広がり、学習や活動がより効率的で快適になります。具体的にどのような機能が利用できるようになるのか、主なポイントを詳しく見ていきましょう。
1. 大容量ファイルのアップロード制限が大幅に緩和される 📂
通常のフリープランでは、Notionにアップロードできる1ファイルあたりのサイズ上限が5MBまでと、かなり厳しく制限されています。これだと、少しページ数の多いPDFレポートや、高画質で撮影した写真、短いプレゼンテーション動画などでも、すぐに上限を超えてしまい、アップロードできないことがあります。 しかし、「学割プラスプラン」にアップグレードすると、この1ファイルあたりの上限が5GBまで、なんと1000倍も引き上げられます。これにより、以下のようなことが可能になります。
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授業で配布された、図版の多い大きなPDF資料をそのままNotionに取り込む。
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実験やフィールドワークで記録したデータファイルを保存する。
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グループワークで作成した高解像度の画像やデザインファイルを共有する。
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プレゼンテーションの練習用に録画したある程度の長さの動画ファイルも保存できる。
しかも、アップロードできるファイル数自体は無制限です(フリープランも同様)。これにより、容量の心配をほとんどすることなく、授業ノート、参考文献、課題ファイル、ポートフォリオ作品など、学習や活動に必要なあらゆるデジタルデータをNotionに一元的に集約し、管理することが可能になります。
2. ページの更新履歴(バージョン履歴)をより長期間さかのぼれる ⏳
Notionには、ページの編集内容が自動的に記録され、過去の状態を確認したり、必要に応じて復元したりできる「バージョン履歴」機能があります。これは、誤って重要な部分を削除してしまった場合や、以前の記述内容を確認したい場合に非常に便利な機能です。 フリープランでは、この履歴が過去7日間分しか保存されません。つまり、1週間以上前に編集した内容に戻すことはできません。 「学割プラスプラン」では、このページの更新履歴が過去30日間分まで保存されるようになります。保存期間が約4倍に伸びることで、以下のようなメリットが生まれます。
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レポートや論文など、時間をかけて作成するドキュメントの編集過程をより長く振り返ることができ、思考の変遷を確認したり、以前のアイデアを再利用したりしやすくなります。
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グループプロジェクトなどで複数人が共同編集しているページにおいて、誰がいつどのような変更を加えたかをより長期間追跡できるため、編集ミスが発生した場合の原因特定や、認識の齟齬(そご)を防ぐのに役立ちます。
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うっかりミスからのデータ復旧の可能性が高まり、より安心してNotionを利用できます。
3. より多くの「ゲスト」を招待して共同作業ができる 👥
Notionの大きな魅力の一つは、作成したページに他のユーザーを「ゲスト」として招待し、一緒に内容を編集したり、コメントを付け合ったりできるコラボレーション機能です。これは、グループワークでのレポート共同執筆、サークル活動でのイベント企画、友人との旅行計画など、学生生活の様々な場面で役立ちます。 フリープランでは、自分のワークスペース全体で招待できるゲストの合計人数が最大10名までに制限されています。 「学割プラスプラン」では、このゲスト招待数の上限が最大100名まで大幅に増加します。これにより、以下のようなことが可能になります。
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クラスやゼミのメンバーほぼ全員を特定のプロジェクトページに招待して、資料共有やディスカッションを行う。
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所属するサークルや部活のメンバー全員を団体の運営ページに招待し、情報共有やイベント管理を共同で行う。
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共同研究者や、学外のメンターなど、より多くの関係者とNotion上でスムーズに情報共有や共同作業を行う。
学割プラスプランでできるようになること(まとめ)
- 📄 ファイルアップロード:1ファイル最大5GBまでOK(フリーは5MB)
- 🕰️ ページ履歴:過去30日間分を保存(フリーは7日間)
- 🤝 ゲスト招待:最大100人まで可能(フリーは10人)
これらの機能拡張は、Notionを単なる個人のメモ帳から、学業、研究、課外活動、さらには将来のキャリア準備まで、学生生活のあらゆる側面をサポートする強力な情報管理・共同作業プラットフォームへと進化させる力を持っています。
Notion plus 学生向け特典詳細
これまで説明してきた「学割プラスプラン」は、基本的にNotionの通常の有料プランである「プラスプラン」と同等の機能を提供します。したがって、「Notion plus 学生向け特典」として、ファイル容量、ページ履歴、ゲスト数といった主要な機能拡張以外にも、フリープランにはない、より細かな利点や高度な機能が含まれています。これらを理解しておくことで、学割プランの価値をさらに深く認識し、Notionをより多角的に活用することができます。
1. ページとブロックの作成数は無制限(フリープランと同様)
これは学割プラン特有の特典ではありませんが、重要な基本事項として再確認しておきましょう。Notionの根幹であるページ(ドキュメントやノート)やブロック(テキスト、見出し、画像、リスト、データベースなどの構成要素)の作成数には、フリープランを含め、一切制限がありません。学割プラスプランでも、もちろん情報を無制限に蓄積し、整理していくことができます。
2. 高度なブロック機能の利用可能性
Notionには様々な種類の「ブロック」がありますが、プラスプラン(学割プラスプラン含む)では、フリープランでは利用が制限されている、あるいは利用できない高度なブロック機能の一部が利用可能になる場合があります。(利用可能な機能はNotionのアップデートにより変更される可能性があります。)例えば、特定の外部サービスとの連携(インテグレーション)を実現するための専用ブロックなどがこれに該当する可能性があります。
3. サイト公開機能の高度なカスタマイズ 🌐
Notionで作成したページは、簡単な操作でインターネット上にWebサイトとして公開することができます。これは、個人のポートフォリオサイト、サークルの紹介ページ、イベントの告知ページなどを作成するのに非常に便利です。 プラスプラン(学割プラスプラン含む)では、このサイト公開機能において、以下のような高度なカスタマイズオプションが利用できます。
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カスタムドメイン(限定的): 公開するサイトのURLを、デフォルトの
****.notion.siteではなく、より独自性のあるサブドメイン(例:yourname.notion.site)に設定できます。(完全な独自ドメイン(例:yourname.com)の設定には、さらに上位のプランや外部ツールが必要になる場合があります。) -
検索エンジンへのインデックス制御: 公開したページがGoogleなどの検索エンジンに表示されないように(インデックスされないように)設定するオプションが利用できます。限定されたメンバーだけに共有したい情報などの場合に役立ちます。
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サイト分析(限定的): 公開したサイトへのアクセス状況に関する基本的な分析機能が利用できる場合があります。
4. Notion APIの利用制限緩和 ⚙️
NotionはAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を公開しており、これを利用することで、Notionと他のアプリケーションやサービス(例: Google Calendar, Slack, Zapier, 自作プログラムなど)との間でデータを連携させたり、操作を自動化したりすることが可能です。 フリープランでは、このAPIを利用する際の連携数やリクエスト数に制限があります。プラスプラン(学割プラスプラン含む)では、これらのAPI利用に関する制限が緩和されるため、より多くの外部ツールとの連携を構築したり、より高度な自動化ワークフロー(例: Googleフォームの回答を自動でNotionデータベースに追加する)を実現したりすることが可能になります。プログラミングに興味がある学生や、様々なツールを連携させて自分だけの最強の学習・作業環境を構築したいと考えている方にとって、これは大きなメリットとなります。
5. 優先的なカスタマーサポート(限定的な場合あり)
一般的に、有料プランのユーザーには、無料プランのユーザーよりも優先度の高いカスタマーサポートが提供されます。学割プラスプランが、通常の有料プラスプランと全く同じレベルの優先サポートを受けられるかどうかは、状況によって異なる可能性もありますが、少なくともフリープランよりは、問題が発生した際にサポートチームからの回答を得やすい、あるいは対応が早いといった恩恵を受けられる可能性があります。特にNotionを使い始めたばかりの頃や、複雑な設定に挑戦する際には、サポートの利用しやすさは安心材料となります。
6. Notion AI割引(50%OFF)の適用資格(重要) ✨
そして、繰り返しになりますが、この記事の主要テーマであるNotion AIに関連して、学割プラスプランを利用していることは、Notion AIの機能を無制限で利用するための追加オプション(アドオン)を、通常価格の半額(50%割引)で購入できる資格を得るための前提条件となります。これが学生にとって最大の特典の一つと言えるでしょう。
機能比較表:フリープラン vs 学割プラスプラン
| 機能カテゴリ | フリープラン | 学割プラスプラン (Notion Plus相当) | 学生にとっての主なメリット |
|---|---|---|---|
| ページ・ブロック数 | 無制限 ✅ | 無制限 ✅ | 制限なく情報を蓄積可能 |
| ファイルアップロード上限 (1ファイルあたり) | 5MB ❌ | 5GB ✅ | 授業資料、レポート、画像など大容量ファイルも扱える |
| ページ履歴保存期間 | 7日間 ❌ | 30日間 ✅ | 誤操作からの復旧や編集過程の確認がより容易に |
| ゲスト招待数上限 | 10名まで ❌ | 100名まで ✅ | グループワークやサークル活動でより多くの人と共同編集可能 |
| サイト公開オプション | 基本機能のみ | ドメインカスタマイズ等 ✅ | ポートフォリオや団体サイトをより本格的に公開可能 |
| API利用制限 | あり | 緩和 ✅ | 外部ツール連携や自動化の可能性が広がる |
| カスタマーサポート | 基本サポート | 優先サポート (可能性あり) | 困ったときに相談しやすい安心感 |
| Notion AI 割引資格 | 対象外 ❌ | あり (50% OFF) ✅ | AI機能を半額で利用できる |
このように、「Notion plus 学生向け特典」として提供される学割プラスプランは、単にフリープランの制限が緩和されるだけでなく、より高度なNotionの活用や、将来的なAI機能の導入への道を開く、非常に価値の高い内容となっています。対象となる学生・教職員の方は、ぜひこの特典を活用しない手はありません。
Notion AI 学生 無料利用の条件
「Notion AIを学生なら完全に無料で使えるの?」という期待を持つ方もいるかもしれませんが、その点は正確に理解しておく必要があります。結論から言うと、2025年10月現在、Notion AIの機能を無制限に、かつ完全に無料で利用できる特別な学生プランというものは、残念ながら提供されていません。
しかし、これは「学生はNotion AIをお得に使えない」という意味ではありません。学生は、Notionが提供する二段階の特典をうまく組み合わせることで、通常よりも大幅に有利な条件でNotion AIを利用することが可能です。
ステップ1:Notion本体(プラスプラン相当)を無料で利用する【必須】
まず、大前提となるのが、Notion本体の利用プランです。前述の通り、対象となる学生および教職員は、Notionの有料プランである「プラスプラン」とほぼ同等の機能を無料で利用できる「学割プラスプラン」に申し込むことができます。 これが、Notion AIをお得に利用するための最初の、そして必須のステップです。この学割プラスプランが適用されていない場合、Notion AIの割引を受けることはできません。
ステップ2:Notion AIアドオン(追加機能)を半額で購入する
Notion本体の学割プラスプランを適用させた上で、Notion AIの全機能(利用回数無制限)を使いたい場合は、別途「Notion AIアドオン」という追加オプションを購入する必要があります。 ここが学生向けの特典のポイントです。学割プラスプランを利用している学生・教職員は、このNotion AIアドオンを、**通常価格の半額(50%割引)**で購入することができます。
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Notion AIアドオン 通常価格:
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月払い: 月額 10ドル
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年払い: 年額 96ドル (月額 8ドル相当、20%OFF)
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Notion AIアドオン 学割適用価格:
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月払い: 月額 5ドル (通常価格の半額)
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年払い: 年額 48ドル (月額 4ドル相当、通常年払い価格の半額)
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つまり、「Notion AI 学生 無料利用」はできませんが、「Notion本体(プラスプラン)は無料で使え、その上でNotion AIアドオンは半額で購入できる」というのが、現在の正確な状況です。
Notion AIの「無料試用枠」について
ただし、AIアドオンを購入しなくても、Notion AIの機能を限定的に試すことは可能です。これは学生に限らず、すべてのNotionユーザー(フリープラン含む)に提供されている特典で、アカウント(ワークスペース)ごとに合計20回まで、Notion AIの機能を無料で利用できます。 学割プラスプランに登録した直後でも、まずはこの無料試用枠を使って、Notion AIがどのようなものか、自分にとって役立つかを試してみることができます。そして、20回の試用でその価値を実感し、もっと頻繁に使いたいと感じた場合に、上記の半額でのアドオン購入を検討する、という流れになります。
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Notion AIを学生がお得に使うための条件と手順(まとめ)
- 資格確認: 自分が学割対象の教育機関に所属し、学校発行のメールアドレスを持っているか確認する。
- 学割プラスプラン適用: Notionに学校発行メールアドレスで登録(または変更)し、「学割プラスプラン」を申請して適用させる(Notion本体が無料になる)。
- AI無料試用: まずは20回の無料枠でNotion AIの機能を試してみる。
- AIアドオン購入(任意): 20回を超えてAI機能を継続利用したい場合、「Notion AIアドオン」を学割価格(半額)で購入する。
⚠️ 注意: 学割プラスプランを適用させずに、フリープランの状態でNotion AIアドオンを購入しようとすると、通常価格(月額10ドル)での請求となります。必ず先に学割プラスプランを適用させてください。
したがって、「Notion AI 学生 無料」という検索をしている方は、多くの場合、「Notion本体は無料で使えて、AI機能もお得(半額)に使える方法」を知りたいと考えている可能性が高いです。完全に無料ではないものの、通常に比べて格段に有利な条件でNotionとその強力なAI機能を利用できる制度が用意されていることは間違いありません。
Notion AI 学割は本当にお得か?
Notionの学割制度、すなわち「学割プラスプラン」(Notion本体無料)と「Notion AIアドオンの半額割引」(月額5ドルまたは年払い月額4ドル相当)は、数字だけ見ると非常にお得に感じられます。しかし、その「お得さ」が本当に自分にとって価値があるのかどうかは、個々の学生のNotionやAIの利用状況、学習スタイル、そして予算によって異なります。ここでは、Notion AI 学割の価値を多角的に判断するための検討ポイントを提示します。
1. 通常価格との圧倒的な価格差
まず、客観的な事実として、価格面での「お得さ」は明らかです。
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学生でない人が同等の機能を使う場合:
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Notionプラスプラン(年払い): 月額 8ドル
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Notion AIアドオン(年払い): 月額 8ドル
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合計: 月額 16ドル相当
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学生が学割を利用する場合:
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Notion学割プラスプラン: 無料
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Notion AIアドオン(学割・年払い): 月額 4ドル相当
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合計: 月額 4ドル相当
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このように比較すると、学生は通常価格の4分の1のコストで、Notionの高度な機能と無制限のAI機能を利用できることになります。月額数百円(1ドル=150円換算で月額600円程度)でこれだけの機能が使えるというのは、他の多くの有料サブスクリプションサービスと比較しても、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
2. Notion AI機能自体の利用価値があるか?
次に問われるべきは、「そもそも月額4〜5ドルを支払ってまで、Notion AIの機能を利用する価値があるか?」という点です。これは、あなたがNotion AIをどの程度活用し、それによってどれだけのメリット(時間短縮、学習効率向上、成果物の質向上など)を得られるかによります。
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価値が高い(お得)と感じやすいケース ✅:
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レポートや論文作成が多い: AIによる文章校正、参考文献リスト作成補助、複雑な内容の要約、構成案作成などを頻繁に利用し、執筆にかかる時間を大幅に短縮したい。
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授業ノートや研究データをNotionで集中的に管理している: 大量のノートの中からAIのQ&A機能で必要な情報を瞬時に検索したり、実験データ(テキストベース)をAIに分析・整理させたりしたい。
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グループワークや共同プロジェクトが多い: 会議の議事録(特にAIミーティングノートでの文字起こし・要約)からタスクを自動抽出し、チームメンバーへの共有や進捗管理を効率化したい。
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語学学習に活用したい: 英語の文献を翻訳機能で読んだり、自分が書いた英文エッセイをAIに添削してもらったりしたい。
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様々な作業でAIアシスタントを活用したい: プログラミング以外の、情報収集、アイデア出し、文章作成など、幅広い場面でAIのサポートを受け、学習や作業のスピードと質を高めたい。
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価値が低い(あるいは不要)と感じる可能性のあるケース 🤔:
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Notionの利用が限定的: Notionを主に簡単なメモ帳やブックマーク管理程度にしか使っておらず、高度な機能やデータベースをあまり活用していない。
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AI機能の利用頻度が低い: AIを使うのは月に数回程度で、無料試用枠(20回)で十分に足りている、あるいは少し超える程度。
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AIへの期待が別分野: AIに期待する主な役割が、Notion AIが不得意とする高度なプログラミング支援、画像生成、最新ニュースのリアルタイム検索などである。
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他のAIツールで満足している: すでにChatGPT(無料版または有料版)や他のAIツールを使いこなしており、Notion AIを追加する必要性を感じない。
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3. 他のAIツールとのコストパフォーマンス比較
ChatGPTの有料版(月額20ドル)や他の専門AIツールと比較した場合、学割適用後のNotion AI(月額4〜5ドル)は価格的な魅力があります。ただし、機能は異なります。
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Notion AI(学割)の強み: Notionとの完璧な統合性、Notion内情報の活用能力、そして低価格。
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ChatGPT Plusなどの強み: より広範な知識、高度な対話能力、多様な創造性、コーディング能力、プラグインによる拡張性など。
もし、Notion内での作業効率化が最大の目的であれば、学割価格のNotion AIは非常に優れたコストパフォーマンスを発揮します。しかし、より汎用的なAI機能や特定の高度な能力(例:最新GPTモデルへのアクセス)を求める場合は、他の(より高価な)AIツールへの投資も検討する価値があります。
最終的な判断基準:あなたの「時間」と「成果」への投資価値 🕰️📈
Notion AI学割が「本当にお得か」どうかは、単なる金額の問題ではありません。それは、「月額数百円の投資によって、あなたがどれだけの『時間』を節約でき、どれだけ『学習や活動の質』を高められるか」という、あなた自身の生産性への投資として捉えるべきです。
まずはNotion本体の学割プラスプラン(無料)を最大限に活用し、その上でAIの無料試用枠(20回)を使い倒してみてください。そこで「これは自分の学習や作業を確実に助けてくれる」「もっと頻繁に使いたい」と実感できたならば、月額4〜5ドルという学割価格は、その時間短縮効果や成果向上効果を考えれば、十分に「お得」であり、価値ある投資となる可能性が非常に高いと考えられます。特に、レポート作成や情報整理に多くの時間を費やしている学生にとっては、その恩恵は計り知れないかもしれません。
Notion AI 学割の申請と注意点

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Notion 学割 やり方:申請手順
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Notion 学割 表示 されない時の対処法
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Notion 学割 いつまで利用可能?
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Notion 学割 卒業後の扱いとは
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学生団体向けプランとの違いは?
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学割利用時の注意点まとめ
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まとめ:Notion AI 学割を賢く活用
Notion 学割 やり方:申請手順
Notionの学割(学割プラスプラン、およびそれを前提としたNotion AIの割引)を利用するためには、まずNotion本体の「学割プラスプラン」を有効にする申請が必要です。その手順は、あなたが既にNotionアカウントを持っているか、これから新規に作成するかによって少し異なります。ここでは、それぞれのケースに分けて、具体的な申請のやり方をステップバイステップで解説します。
ケース1:まだNotionアカウントを持っていない学生・教職員の方 (新規登録)
このケースが最もシンプルです。最初から学割を適用させることを目指します。
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✅【必須】教育機関発行のメールアドレスを用意する: 申請と認証に、あなたの大学や専門学校などから提供されている、学校独自のドメイン名を持つメールアドレス(例:
your-name@student.university.ac.jpやyour-name@faculty.school.eduなど)が絶対に必要です。個人のGmailやYahoo!メールなどでは申請できません。 -
Notion公式サイトからサインアップ: Notionの公式サイト(https://www.notion.so/ja-jp)にアクセスし、「Notionを無料で入手」や「サインアップ」といったボタンをクリックします。
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学校のメールアドレスで登録: アカウント作成画面で、メールアドレスを入力する欄に、ステップ1で用意した教育機関発行のメールアドレスを正確に入力します。パスワードを設定し、画面の指示に従ってアカウント作成を完了させます。(メール認証が必要な場合があります。)
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学割プランの適用状況を確認: 多くの場合、認定された教育機関のメールアドレスで新規登録すると、システムがそれを認識し、自動的に「学割プラスプラン」が適用されることがあります。登録完了後にNotionのワークスペースが開いたら、画面左下にある自分のアカウント名(またはワークスペース名)をクリックし、「設定」(Settings)メニューを開きます。サイドバーの「プラン」(Plan)セクションを確認し、現在のプランが「学割プラス」や「Education Plus」といった名称になっていれば、申請は成功し、完了しています。🎉 もし、自動で適用されず「フリープラン」のままになっている場合は、次の「ケース2」の手順3以降を参考にして、手動でのアップグレード申請を試みてください。
ケース2:すでにNotionアカウントを持っている学生・教職員の方 (既存アカウントへの適用)
既に個人用メールアドレスなどでNotionアカウントを利用している方が、後から学割を適用させたい場合の手順です。
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✅【必須】教育機関発行のメールアドレスをアカウントに追加・変更する:
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Notion画面左下の自分のアカウント名(またはワークスペース名)をクリックし、「設定」(Settings)を開きます。
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サイドバーから「マイアカウント」(My account)を選択します。
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「個人情報」(Personal info)セクションにある「メールアドレス」を確認します。
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もし、登録されているのが個人のメールアドレスであれば、「メールアドレスを変更」(Change email)ボタンをクリックします。
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新しいメールアドレスとして、教育機関発行のメールアドレスを入力し、画面の指示に従って変更手続きを完了させます。(多くの場合、変更確認のメールが新しいアドレスに送信され、認証が必要です。)
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既に教育機関発行のメールアドレスで登録している場合は、このステップは不要です。
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現在のNotionプランを確認・調整する:
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「設定」メニューのサイドバーから「プラン」(Plan)を選択し、現在契約しているプランを確認します。
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⚠️ 重要: もし、あなたが現在「プラスプラン」や旧「パーソナルProプラン」などの有料プランを契約している場合、そのままでは学割プラスプランへの変更ができません。まず、現在の有料プランをキャンセルし、「フリープラン」にダウングレードする必要があります。「設定」→「請求」(Billing)セクションからダウングレードの手続きを行ってください。(契約期間が残っている場合は、その期間終了後にフリープランに切り替わります。)
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現在フリープランを利用している場合は、次のステップに進むことができます。
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学割プラスプランへのアップグレードを申請する:
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アカウントがフリープランの状態で、「設定」メニューのサイドバーから「プランをアップグレード」(Upgrade)または「プラン」(Plan)セクション内にあるアップグレード関連のリンクをクリックします。
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利用可能なプランの一覧が表示される画面になるので、画面を下の方までスクロールします。
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「教育機関向け」(For students & educators)といったセクション内に、「無料の学割プランを入手」や「Get free Education Plus plan」といった趣旨のボタンやリンクがあるはずです。これをクリックします。
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Notionのシステムが、アカウントに登録されているメールアドレス(教育機関発行のものに変更済みのはず)のドメインを検証し、学割対象として認識されれば、自動的に「学割プラスプラン」へとアップグレードされます。
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アップグレードの成功を確認する: 再度、「設定」→「プラン」セクションを確認し、現在のプランが「学割プラス」または「Education Plus」に変わっていることを確認してください。
Notion AI割引の適用について
上記のいずれかの方法で「学割プラスプラン」が無事に適用された後、Notion AIの機能を利用するためのAIアドオンを購入する際には、自動的に50%割引が適用された価格(月額5ドルまたは年払い月額4ドル相当)が表示されるようになります。購入手続きは、「設定」→「アップグレード」→「Notion AI」セクションなどから進めることができます。
申請時の注意点まとめ
- 必ず教育機関発行のメールアドレスを使用する。
- 既に有料プランの場合は、先にフリープランにダウングレードする。
- 申請操作はPC(Webブラウザ版またはデスクトップアプリ)から行うのが確実。
- 申請後、プランが変更されているか必ず確認する。
以上の「Notion 学割 やり方」に従って手順を進めれば、多くの場合、スムーズに学割の特典を享受し始めることができるはずです。
Notion 学割 表示 されない時の対処法
Notionの学割プラスプランを申請しようとしても、「設定」の「プラン」画面などに「無料の学割プランを入手」という肝心のボタンやリンクが表示 されない、あるいは表示されていてもクリック後にエラーになったり適用されなかったりする、という問題に遭遇することがあります。このような「Notion 学割 表示 されない」状況に陥った場合に、考えられる主な原因と、試すべき具体的な対処法を解説します。
原因1:使用しているメールアドレスが学割対象外
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考えられる状況: Notionアカウントに登録しているメールアドレスが、個人のGmailアドレス (
@gmail.com) やプロバイダーのメールアドレスなど、教育機関から発行されたものではない。あるいは、教育機関発行のアドレスであっても、Notionが学割対象として認識していないドメイン(学校独自の特殊なドメインなど)である。 -
確認すべき点: 「設定」→「マイアカウント」で、登録されているメールアドレスが、学校から提供された、学校固有のドメインを持つアドレス(例:
.ac.jp,.eduなどで終わるものが多い)になっているか、再度確認してください。 -
対処法:
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もし個人用アドレスなら、教育機関発行のアドレスに変更してください。
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学校発行のアドレスなのに認識されない場合、次の「原因2」の対処法を試してください。
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原因2:所属する教育機関がNotionの認定リスト(WHED)に含まれていない
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考えられる状況: Notionの学割プログラムは、原則としてWHED (World Higher Education Database) という国際的な高等教育機関データベースに登録されている学校を対象としています。比較的新設された学校、特定の専門学校、あるいはデータベースへの登録申請を行っていない学校などの場合、WHEDにリストされていない可能性があります。
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確認すべき点: まず、自分の学校がWHED (https://www.whed.net/home.php) に登録されているか、検索して確認してみましょう。
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対処法:
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WHEDに登録されているのに学割が表示されない場合: これは、Notion側のシステムにあなたの学校のメールドメインが学割対象として登録されていない可能性があります。Notionのカスタマーサポート(メールアドレス:
team@makenotion.com)に連絡し、「[あなたの学校名](メールドメイン: [例@school.ac.jp])はWHEDに登録されていますが、学割オプションが表示されません。メールドメインを許可リストに追加してください。」のように、具体的な学校名とメールドメインを明記して依頼してみてください。Notion側で確認・対応してもらえれば、学割が表示されるようになる可能性があります。 -
WHEDに登録されていない場合: この場合、現時点では原則として学割の対象外となる可能性が高いです。しかし、諦める前に一度Notionサポートに、「自分の学校はWHEDに未登録だが、正規の高等教育機関である。学割の対象とならないか?」と状況を説明して問い合わせてみる価値はあるかもしれません。必ずしも認められるとは限りませんが、ケースによっては対応してもらえる可能性もゼロではありません。
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原因3:現在フリープランではない(有料プランを契約中である)
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考えられる状況: Notionの「プラスプラン」や旧「パーソナルProプラン」など、何らかの有料プランを現在契約中である。学割プラスプランは、フリープランからのアップグレードという形で適用されるため、既に有料プランを契約している場合は、学割への切り替えオプションが表示されない仕様になっています。
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確認すべき点: 「設定」→「プラン」で、現在の契約プランが「フリープラン」になっているか確認してください。
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対処法: 現在の有料プランをキャンセルし、「フリープラン」にダウングレードする必要があります。「設定」→「請求」(Billing)セクションに進み、プランの変更(ダウングレード)手続きを行ってください。多くの場合、現在の契約期間が終了するまでは有料プランが継続し、期間終了後に自動的にフリープランに切り替わります。フリープランに切り替わったことを確認してから、改めて「設定」→「プランをアップグレード」画面を確認し、「無料の学割プランを入手」ボタンが表示されるか試してください。
原因4:ワークスペースに自分以外の「メンバー」が存在する
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考えられる状況: 個人の学生・教職員向けの学割プラスプランは、その適用対象がメンバー数が1名のみのワークスペースに限定されています。もし、過去に友人や共同研究者を「メンバー」としてワークスペースに追加してしまっている場合、学割オプションが表示されない原因となります。(ページ単位で招待する「ゲスト」は、このメンバー数にはカウントされません。)
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確認すべき点: 「設定」→「メンバー」(Members)セクションを確認し、自分以外のユーザーがメンバーとしてリストされていないか確認してください。
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対処法: もし自分以外のメンバーが存在する場合は、そのメンバーをワークスペースから削除する必要があります。メンバーリストから該当ユーザーを選択し、削除(Remove)操作を行ってください。ワークスペースのメンバーが自分一人になった状態で、再度学割の申請を試みてください。
原因5:操作している環境がモバイルアプリである
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考えられる状況: Notionのモバイルアプリ(iOSやAndroid)から学割の申請操作を行っている。プランのアップグレードに関する操作は、機能が限定されているモバイルアプリの設定画面からは行えない場合があります。
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確認すべき点: 現在、スマートフォンやタブレットのアプリから操作していないか確認してください。
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対処法: PC(パソコン)を用意し、Webブラウザ版のNotionにログインするか、デスクトップアプリ版のNotionを起動して、再度「設定」→「プランをアップグレード」の画面を確認・操作してください。
原因6:Notion側の一時的なシステム不具合
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考えられる状況: 上記のいずれにも当てはまらない場合、Notionのシステム自体に一時的な不具合やメンテナンスが発生している可能性もゼロではありません。
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確認すべき点: Notionの公式ステータスページ (status.notion.so) を確認し、アカウントやプラン関連のシステムに障害情報が出ていないかチェックします。
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対処法: 少し時間をおいてから(数時間〜半日程度)、再度試してみてください。もしステータスページで障害が報告されていれば、復旧するまで待ちます。
「表示されない」問題解決へのステップ
- まずメールアドレスと現在のプラン、メンバー数、操作環境(PCか)を確認。
- 学校がWHEDに登録されているか確認。
- 必要に応じて、メールアドレス変更、プランダウングレード、メンバー削除を行う。
- それでも表示されない場合、学校がWHED登録済みならサポートにドメイン追加を依頼。
- 上記以外、またはWHED未登録の場合は、サポートに状況を相談。
- 一時的な不具合も考慮し、時間をおいて再試行も有効。
多くの場合、メールアドレスの変更やプランのダウングレードで解決することが多いようです。焦らず、一つずつ原因を確認していくことが大切です。
Notion 学割 いつまで利用可能?
Notionの学割プラスプランは、学生や教職員にとって非常に価値の高い特典ですが、この特典がいつまで続くのか、利用期間に限りはあるのか、という点は多くの人が気になるところでしょう。
基本的な利用期間:資格を有する限り継続
Notionの公式な情報によると、学割プラスプランの利用期間について、明確な「〇年間」といった固定の有効期限は設定されていません。 基本的な原則は、「学割の資格要件を満たしている限り、継続して利用できる」というものです。
学割の主な資格要件は以下の2点でした。
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認定された高等教育機関に在籍していること(学生または教職員として)。
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その証明として、有効な教育機関発行のメールアドレスをNotionアカウントに登録していること。
したがって、あなたが対象となる大学や専門学校に在学している間、あるいは教職員として在職している間は、原則として学割プラスプランを継続して無料で利用できると考えて良いでしょう。
資格の維持とメールアドレスの有効性
学割プランの利用資格は、アカウントに登録されている教育機関発行のメールアドレスに強く紐づいています。Notionは、このメールアドレスが依然として有効であるか、あるいは学割対象のドメインに属しているかを、何らかの仕組み(例えば、定期的なメール認証や、ドメインリストの更新など)で確認している可能性があります(具体的な確認頻度や方法は公開されていません)。
そのため、学割特典を維持するためには、Notionアカウントに登録している教育機関発行のメールアドレスを有効な状態に保ち続けることが実質的な条件となります。もし、在学中・在職中に学校から新しいメールアドレスが割り当てられた場合などは、Notionアカウントの登録メールアドレスも速やかに更新する必要があります。
資格喪失時の影響:卒業・退職したらどうなる?
問題は、学校を卒業したり、退職したりして、学割の資格要件を満たさなくなった場合です。 多くの場合、卒業や退職に伴い、学校から付与されていたメールアドレスは使用できなくなります(一定の猶予期間が設けられている場合もあります)。メールアドレスが無効になると、Notion側もいずれかのタイミングでそれを検知し、学割プランの適用資格がないと判断する可能性が高いです。
Notionの公式ヘルプには、「学生と教職員向けの無料プラスプランは、教育機関のメールアドレスに関連付けられている限り、引き続き使用できます。」と記載されています。これは裏を返せば、教育機関のメールアドレスに関連付けられなくなった(=無効になった、または個人アドレスに変更した)時点で、学割プランは利用できなくなる、と解釈するのが自然です。
資格を失った場合、アカウントは通常、自動的にフリープランにダウングレードされると考えられます。
Notion AI割引の有効期間
学割プラスプランに付随するNotion AIアドオンの半額割引についても、同様の考え方が適用されます。つまり、学割プラスプランが有効である限り、割引価格(月額5ドルまたは年払い月額4ドル相当)でNotion AIを利用し続けることができます。 もし学割プラスプランが失効し、アカウントがフリープランにダウングレードされた場合、Notion AIの割引も同時に失効します。その時点でNotion AIアドオンを継続して利用したい場合は、通常価格(月額10ドルまたは年払い月額8ドル相当)で再契約するか、あるいはAI機能の利用を停止する必要があります。
利用期間に関するまとめ 🗓️
- 学割の利用期間に明確な期限はない。
- 原則として、対象となる教育機関に在学・在職している間は継続利用可能。
- 利用資格の維持には、有効な教育機関発行メールアドレスが鍵となる。
- 卒業・退職などで資格を失うと、学割は終了し、通常はフリープランに戻る。
- Notion AIの割引も、学割プラスプランの有効期間と同じ。
つまり、「Notion 学割 いつまで」という問いに対する答えは、「あなたが学生または教職員であり続け、有効な学校のメールアドレスを持っている限り」ということになります。永続的な特典ではないことを理解しておく必要があります。
Notion 学割 卒業後の扱いとは
Notionの学割プラスプランは、在学・在職中には大きなメリットをもたらしますが、学校を卒業したり、教職を離れたりした後は、その扱いやアカウントの状態がどうなるのか、不安に思う方もいるでしょう。卒業後もNotionを使い続けたいと考えている場合に、どのような変化が起こり、どう備えるべきかを解説します。
学割資格の喪失とプランの変更
まず、最も重要な点として、卒業や退職によって学割の資格要件(認定教育機関への在籍・在職)を満たさなくなると、学割プラスプランは利用できなくなります。 これに伴い、アカウントに登録されている教育機関発行のメールアドレスも、多くの場合、いずれ無効になります。
Notion側が資格の喪失を検知するタイミング(メールアドレスの無効化、あるいは他の方法)は明確ではありませんが、資格がないと判断された時点で、アカウントのプランは自動的に「フリープラン」にダウングレードされるのが一般的な扱いです。
フリープランへのダウングレードがもたらす影響
学割プラスプラン(実質プラスプラン)からフリープランに戻ることにより、いくつかの機能制限が再び適用されることになります。
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ファイルアップロード上限(5MB/ファイル): 学割プランで可能だった最大5GBのファイルアップロードができなくなり、1ファイルあたり5MBという厳しい制限に戻ります。既にアップロード済みの5MBを超えるファイル(例:講義資料のPDF、高画質画像など)が勝手に削除されることはありませんが、閲覧はできても新たに5MBを超えるファイルをアップロードすることはできなくなります。これは、卒業後もNotionに資料を蓄積していきたい場合に大きな制約となり得ます。
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ページ履歴の保存期間(7日間): 過去30日間保存されていたページの編集履歴が、過去7日間のみの保存に戻ります。1週間以上前の状態にページを復元することができなくなります。
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ゲスト招待数の上限(10名): ページ単位で共同編集者(ゲスト)を招待できる上限数が、100名から10名に戻ります。もし卒業時点で10名を超えるゲストを招待していた場合、既存のゲストのアクセス権がどうなるか(維持されるか、一部制限されるかなど)は、Notionのポリシーによって変動する可能性があるため注意が必要ですが、少なくとも新規に11人目以降のゲストを招待することはできなくなります。
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Notion AI割引の失効: 学割プラスプランの特典であったNotion AIアドオンの半額割引も失効します。もし卒業後もNotion AIを継続して利用したい場合は、AIアドオンを通常価格(月額10ドルまたは年払い月額8ドル相当)で再契約するか、AI機能が標準搭載された有料プラン(プラスプラン+AIアドオン、ビジネスプランなど)に移行する必要があります。
作成したデータ(ページ、ブロック)の保持
プランがダウングレードされたとしても、あなたがこれまでにNotionで作成したページ、その中のテキスト、画像、データベースといったコンテンツ自体が勝手に削除されることは基本的にありません。フリープランの制限(例えばブロック数の制限は現在は個人利用ではない)の範囲内であれば、引き続きアクセスし、編集・利用することができます。
卒業・退職が近づいた際の推奨アクション 🎓➡️💼
卒業や退職後もNotionをスムーズに使い続けるためには、資格を失う前に以下の準備をしておくことを強くお勧めします。
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メールアドレスの変更: 最も重要な手続きです。Notionアカウントに登録しているメールアドレスを、失効する可能性のある教育機関発行のものから、今後も継続して利用可能な個人のメールアドレス(Gmail、Outlook.comなど)に必ず変更しておきましょう。「設定」→「マイアカウント」から変更できます。これを怠ると、将来的にアカウントにログインできなくなるリスクがあります。
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プランの再検討: 卒業後もNotionを積極的に活用し続けたい場合、特に大容量ファイルの扱いや長期のページ履歴、あるいはNotion AIの継続利用が必要な場合は、フリープランの制限では不十分になる可能性があります。自身のニーズに合わせて、適切な有料プラン(プラスプラン、AIアドオン付きプラスプラン、あるいは必要ならビジネスプラン)への移行を検討しましょう。
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データの整理とバックアップ: フリープランの制限(特にファイル容量)に備えて、不要になった大容量ファイル(特に5MBを超えるもの)を削除したり、重要なページやワークスペース全体のデータをエクスポート機能を使ってバックアップ(Markdown & CSV形式など)を取っておいたりすることも、安心のために有効な手段です。
Notion 学割 卒業後のポイント
- 学割資格喪失 → 通常フリープランにダウングレード
- ファイル上限5MB/ファイル、履歴7日、ゲスト10人の制限が復活
- Notion AIの割引も失効
- 作成済みデータは削除されないが、制限を超える操作は不可
- 【最重要】卒業前に個人メールアドレスへの変更を忘れずに!
- 必要に応じて有料プランへの移行やデータ整理・バックアップを検討
学割はあくまで在学・在職期間中の特典であることを理解し、卒業や退職というライフステージの変化に合わせて、Notionアカウントの管理と利用計画を早めに見直しておくことが、将来的な混乱やデータアクセスの問題を避けるための鍵となります。
学生団体向けプランとの違いは?
Notionは、個人の学生や教職員を対象とした「学割プラスプラン」とは別に、大学のサークル、クラブ、学生委員会といった「学生団体」向けにも、無料でNotionの高度な機能を利用できる特別なプランを提供しています。どちらも「学生向け」「無料」「プラスプラン相当」という点で似ていますが、その対象、利用条件、そして特にワークスペースのメンバー構成において重要な違いがあります。両者を混同しないように、ここでその違いを明確に整理しておきましょう。
1. 対象となるユーザー(利用者)の違い
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学割プラスプラン(個人向け):
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対象: 認定された高等教育機関に在籍している個人の学生、またはそこで働く個人の教職員。
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利用主体: あくまで個人としてNotionを利用する場合に適用されます。
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学生団体向けプラン:
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対象: 認定された高等教育機関に所属し、その機関から公認されている(またはそれに準ずる)学生団体(例:文化系サークル、体育会系部活、学生自治会、研究会、ボランティア団体など)。
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利用主体: **団体(チーム)**としてNotionワークスペースを共有し、情報管理や共同作業を行う場合に適用されます。
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2. ワークスペースの「メンバー」数の上限の違い ⭐️最重要⭐️
これが両プランを区別する上で最も本質的な違いです。
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学割プラスプラン(個人向け):
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ワークスペースに追加できる**正規の「メンバー」**は、アカウント所有者である自分自身1名のみに厳しく制限されます。他の人と共同で作業したい場合は、ページごとに「ゲスト」として招待する必要があり、ワークスペース全体を共有することはできません。(ゲスト招待の上限は最大100名まで緩和されます。)
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学生団体向けプラン:
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ワークスペースに、団体の構成員を**「メンバー」として無制限に追加することができます。これにより、団体メンバー全員**がワークスペース全体(あるいはアクセス権のあるチームスペース)のページやデータベースにアクセスし、共同で情報を編集・管理することが可能になります。ゲストを招待することも可能です(上限は通常のプラスプランに準じます)。
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3. 申請方法と審査プロセスの違い
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学割プラスプラン(個人向け):
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申請方法: Notionの「設定」→「プラン」画面から、教育機関発行のメールアドレスを登録・確認することで、比較的簡単に申請でき、多くの場合自動的に適用されます。特別な審査は通常ありません。
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学生団体向けプラン:
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申請方法: NotionのWebサイトにある学生団体専用の申請フォームを通じて、団体名、所属大学、活動内容、代表者の連絡先、団体の公認状況などを詳細に記入して申請する必要があります。
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審査: Notion側による審査が行われます。団体が学割の対象基準を満たしているか(例:学校公認の団体か、活動実態があるかなど)が確認され、承認された場合にのみプランが適用されます。申請から承認までには時間がかかる場合があります。
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4. Notion AI 割引の適用について
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学割プラスプラン(個人向け):
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プラン利用者(メンバー本人)は、Notion AIアドオンを50%割引で購入する資格があります。
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学生団体向けプラン:
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学生団体向けプラン自体にNotion AI機能が無料で含まれているわけではありません。団体ワークスペースの各メンバーがNotion AIを利用したい場合は、原則として個別にAIアドオンを購入する必要があります。その際、各メンバーが個人向け学割プラスプランの条件(教育機関発行メールアドレスの使用)も満たしていれば、AIアドオンの半額割引が適用される可能性が高いと考えられますが、最新の規約やプラン詳細をNotion公式サイトで確認することが推奨されます。団体プランの主な目的はメンバー間のコラボレーション機能の拡張であり、AI割引が主眼ではありません。
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比較表:個人向け学割 vs 学生団体向けプラン
| 比較項目 | 学割プラスプラン(個人向け) | 学生団体向けプラン |
|---|---|---|
| 主な対象 | 個人の学生・教職員 | 学生団体(サークル、クラブ等) |
| 利用主体 | 個人 | 団体(チーム) |
| Notion本体料金 | 無料 | 無料 |
| ベースプラン | プラスプラン相当 | プラスプラン相当 |
| メンバー数上限 | 1名のみ | 無制限 |
| ゲスト数上限 | 最大100名 | 最大100名(プラスプラン準拠) |
| 申請方法 | 設定画面から(比較的容易) | 専用フォームから申請(審査あり) |
| Notion AI 割引 | あり(半額) | メンバーが条件を満たせば対象の可能性(要確認) |
どちらのプランを選ぶべきか? 🤔
- 主に自分自身の授業ノート、課題管理、個人のプロジェクトなどでNotionを使いたい場合 → 学割プラスプラン(個人向け)を選びましょう。
- サークルや部活、学生団体のメンバー全員で共通のワークスペースを持ち、情報共有(例:活動記録、名簿管理、イベント企画)や共同作業を行いたい場合 → 学生団体向けプランを申請しましょう。
なお、一人のユーザーが、個人用のワークスペース(学割プラスプラン適用)と、所属する団体のワークスペース(学生団体向けプラン適用)の両方に参加することは可能です。利用目的に応じて、適切なプランが適用されたワークスペースを使い分けることが、最も効率的な活用方法と言えます。
学割利用時の注意点まとめ
Notionの学割制度(学割プラスプランおよびNotion AI割引)は、学生や教職員にとって大きなメリットがありますが、その利用にあたってはいくつかの重要な注意点を理解しておく必要があります。これらを事前に把握しておかないと、申請がうまくいかなかったり、予期せぬ制限に直面したり、将来的にアカウントの利用に支障が出たりする可能性があります。ここで、学割を利用する上での主な注意点をまとめて確認しておきましょう。
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✅ 対象教育機関の限定: 学割が適用されるのは、原則としてWHED (World Higher Education Database)に登録されている認定された高等教育機関(大学、大学院、一部の専門学校など)に限られます。自分の所属する学校が対象かどうかを事前に確認することが大切です。幼稚園から高校までの教育機関は対象外です。
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📧 教育機関発行メールアドレスの必須性: 申請時およびプランの維持には、所属する教育機関から発行された、有効なメールアドレス(通常、学校独自のドメインを持つもの)が絶対に必要です。個人のフリーメールアドレス(Gmailなど)では申請できません。また、卒業や退職などでこのメールアドレスが無効になると、学割資格も失効します。
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👤 個人向けプランはメンバー1名限定: 個人の学生・教職員向けの「学割プラスプラン」は、ワークスペースの正規メンバーを追加できず、自分自身1名のみで利用するプランです。チームでワークスペース全体を共有したい場合は、有料プランへの移行か、学生団体向けプランの申請が必要です。(ページ単位でのゲスト招待は最大100名まで可能です。)
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🔄 有料プランからの直接切り替え不可: もし既にNotionの有料プラン(旧パーソナルPro、現行プラスなど)を契約している場合、学割プラスプランに直接切り替えることはできません。一度フリープランにダウングレードし、現在の契約期間が終了するのを待ってから、改めて学割申請を行う必要があります。
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🤖 Notion AIは無料ではなく「半額割引」: 「学割プラスプラン」はNotion本体の利用を無料にするものですが、Notion AI機能(無制限利用)は無料にはなりません。別途、AIアドオンを通常価格の半額で購入する必要があります。この点を誤解しないように注意しましょう。(ただし、全ユーザー共通で20回の無料試用枠はあります。)
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🖥️ 申請はPC環境から: 学割プランへのアップグレード申請操作は、スマートフォンのモバイルアプリからは行えない場合があります。PC(パソコン)のWebブラウザ版またはデスクトップアプリ版のNotionから行うのが確実です。
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❓ 「学割オプションが表示されない」場合の確認事項: もし学割の申請オプションが表示されない場合は、「メールアドレスの種類」「所属教育機関の認定状況」「現在のプラン(フリープランか)」「メンバー数(1名か)」「操作環境(PCか)」などを一つずつ確認し、それでも解決しない場合はNotionサポートに問い合わせてみましょう。
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🎓 卒業・退職後の資格失効とプラン変更: 学割はあくまで在学・在職中の期間限定特典です。卒業や退職によって資格を失うと、プランはフリープランに戻り、ファイルアップロード制限(5MB/ファイル)などが再び適用され、Notion AIの割引も失効します。将来的なアカウント利用に備え、卒業・退職前には個人メールアドレスへの変更を忘れずに行い、必要であれば有料プランへの移行を検討しましょう。
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👨👩👧👦 学生団体向けプランとの区別: サークルや部活など、団体としてNotionを利用したい場合は、メンバーを無制限に追加できる「学生団体向けプラン」を別途申請する必要があります。これは個人向けの学割プランとは異なる制度であり、申請には審査が必要です。
⚠️ 最新情報の確認を忘れずに
これらの注意点やプランの詳細は、Notion側のポリシー変更によって将来的に変更される可能性があります。学割の申請や利用にあたっては、この記事の情報だけに頼るのではなく、必ずNotionの公式サイトやヘルプセンターで最新の利用規約、料金体系、**FAQ(よくある質問)**を確認するようにしてください。
これらの点を十分に理解し、ルールを守って利用することで、Notionの学割制度のメリットを最大限に享受し、学生生活や教育・研究活動をより豊かで効率的なものにすることができるでしょう。
まとめ:Notion AI 学割を賢く活用
この記事では、「Notion AI 学割」に関心を持つ学生や教職員の方々に向けて、Notionの学生向け割引制度の全体像、AI機能をお得に利用するための条件と具体的な手順、そして利用にあたっての注意点などを詳しく解説してきました。
Notionの学割制度を正しく理解し、賢く活用することは、学業(授業ノート、レポート作成、課題管理)、研究活動(文献管理、データ整理)、課外活動(サークル運営、イベント企画)、さらには就職活動(ポートフォリオ作成、企業情報管理)など、学生生活のあらゆる場面において、生産性を高め、より質の高い成果を生み出すための大きな助けとなります。
最後に、Notion AI 学割を最大限に活用するための重要なポイントを、簡潔な箇条書きで総括します。
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Notionには学生・教職員向けに「学割プラスプラン」がありNotion本体が無料で使える
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この学割プラスプランは通常の有料「プラスプラン」とほぼ同等の機能を提供する
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大容量ファイル(5GB/ファイル)のアップロードや長期(30日)ページ履歴が利用可能になる
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ゲスト招待数が100名に増えグループワークなどでの共同編集がしやすくなる
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利用資格には認定高等教育機関への在籍と学校発行メールアドレスが必須
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個人向け学割プランはワークスペースメンバーが1名のみという制限がある
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Notion AI機能自体は学割プランでも無料にはならず別途AIアドオンが必要
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学割プラスプラン利用者はAIアドオンを通常価格の半額で購入できる特典がある
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学割適用後のAIアドオン価格は月額5ドル(年払いで実質月額4ドル)と非常に手頃
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AIアドオンなしでも全ユーザー共通で20回のAI機能無料試用が可能
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学割申請はNotionの設定画面から行い教育機関メールアドレスで認証する
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有料プラン契約中は先にフリープランへのダウングレードが必要
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学割オプションが表示されない場合はメールアドレスや学校認定状況を確認しサポートに相談
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学割の利用期間は原則として在学・在職中に限られ卒業・退職後は失効する
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卒業後はフリープランに戻りAI割引も終了するため個人メールアドレスへの変更を忘れずに
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サークルなど団体利用にはメンバー無制限の「学生団体向けプラン」が別途用意されている
Notion AI 学割は、高機能なワークスペースツールであるNotionと、その強力なAIアシスタント機能を、学生や教職員が極めて有利な条件で利用できる、またとない機会です。特に、レポート作成の効率化、大量の情報の整理・要約、語学学習の補助、アイデア出しのサポートなど、AIが得意とする領域は、学生の学習活動と非常に親和性が高いと言えます。
この記事を参考に、ぜひNotionの学割制度、そしてNotion AIの割引特典を最大限に活用し、あなたの学業や研究、様々な活動をよりスマートに、より創造的に、そしてより生産的に進めていってください。