
Notionでプロジェクト管理を始めようとすると、多くの人が「ガントチャート」を作りたいと考えますよね。私自身、Notionのプロジェクト管理でガントチャートの使い方を調べて、どうやって作成方法を学べばいいか、かなり時間をかけました。
Notionには「ガントチャート」という名前の機能はなくて、実際には「タイムラインビュー」という機能を使うことになります。このタイムラインビューとの違いが最初は分かりにくいかもしれません。また、無料プランでどこまでできるのか、依存関係やサブアイテムといった本格的な機能が使えるのか、スマホでの表示はどうなるのか、といった疑問も多いと思います。
さらに、便利なテンプレートの探し方や、使っているうちにタスクが表示されないといったトラブル、できないこと(限界)についても気になりますよね。この記事では、Notionでガントチャート(タイムラインビュー)を作成し、プロジェクト管理を効率化するための基本から応用まで、分かりやすく解説していきます。
- Notionガントチャート(タイムラインビュー)の基本的な作成方法
- 無料プランで「依存関係」「サブアイテム」が使えるかの答え
- タスクの依存関係(前後関係)やサブアイテム(階層化)の設定手順
- タスクがタイムラインに表示されない時のトラブルシューティング
Notionプロジェクト管理ガントチャートでタスクを可視化
Notionでプロジェクト管理を成功させる鍵は、タスクを視覚化することです。その中心となるのが、一般に「Notionガントチャート」と呼ばれる「タイムラインビュー」機能です。ここでは、その基本概念から、無料プランでの制限、依存関係の設定まで、ガントチャート作成の基礎を解説します。
- タイムラインビューとガントチャートの関係
- Notionプロジェクト管理:ガントチャート作成方法
- Notionプロジェクト管理:ガントチャート無料プラン
- Notionプロジェクト管理:ガントチャートテンプレート
- Notionプロジェクト管理:ガントチャートでできないこと
タイムラインビューとガントチャートの関係
まず、Notionのプロジェクト管理やガントチャート機能を探す上で最も重要なポイントからお伝えしますね。Notionの機能メニューをどれだけ探しても、「ガントチャート」という名前の専用機能は、厳密には存在しません。
私たちユーザーが「Notionガントチャート」と呼んで求めている機能(タスクを時系列の横棒バーで表示し、スケジュールを管理する機能)は、Notionの強力なデータベース機能の一つである「タイムラインビュー」(Timeline View)によって実現されます。このタイムラインビューは、プロジェクトやタスクを時間軸に沿って視覚的に配置するために設計された、データベースの「表示形式(レイアウト)」の一つなんです。
このビューを採用することで、各タスクの開始日と終了日を視覚的なバーとして表示し、プロジェクト全体のスケジュールを俯瞰(ふかん)で管理する、事実上の「ガントチャート」として機能させることができます。ですので、「Notionガントチャートを作りたい」というのは、「Notionデータベースでタイムラインビューを設定・活用したい」と読み替えると、この後の理解が非常に早いかなと思います。Notionは、このタイムラインビューをガントチャートの代替として公式に位置づけていますね。
Notionプロジェクト管理:ガントチャート作成方法
では、具体的にNotionでガントチャート(タイムラインビュー)を作成する基本的な使い方・手順を見ていきましょう。データベースが既にある場合と、ゼロから新規に作成する場合で少し手順が異なりますが、核となるステップは同じです。
1. データベースを用意する(必須)
タイムラインビューは、必ず「データベース」の表示形式の一つとして存在します。そのため、まずはガントチャートの元となるタスク管理用のデータベースを作成する(または既存のものを利用する)必要があります。データベースの作り方がわからない場合は、「Notion データベースの使い方:基本から連携まで」の記事で基本を学ぶのがおすすめです。
ページ内で /database コマンドを使い、「インライン」または「フルページ」のデータベースを作成しましょう。
2. 必須の「日付プロパティ」を設定する
タイムラインビューが機能するためには、絶対的な必須要件があります。それは、そのデータベース内に少なくとも一つの「日付プロパティ」(Date Property)が存在することです。日付プロパティがないと、Notionはタスクを時系列に配置するための基準を持てず、タイムラインは空のまま何も表示されません。これが後述する「表示されない」問題の最大の原因です。
タスク管理DBなら、「期限」や「実施期間」といった名前で日付プロパティを作成しておきましょう。
3. レイアウトを「タイムライン」に変更する
データベースを作成したら(または既存のDBを開いたら)、ビューの設定を変更します。データベースの上部にあるタブ(最初は「テーブル」など)の右にある「+」ボタンを押すか、既存のビューの「・・・」(設定メニュー)をクリックします。そこから「レイアウト」(Layout)を選択し、表示されるレイアウトのリストから「タイムライン」(Timeline)を選びます。
4. タイムラインの基準日を設定する
レイアウトをタイムラインに設定すると、「タイムラインの表示」(Timeline by)という設定メニューが表示されます。ここで、ステップ2で用意した「日付プロパティ」(例:「期限」や「期間」)を選択します。
この時、タスクに「期間」を持たせる(点ではなく横棒バーとして表示する)ために、その日付プロパティの設定(Edit property)で「終了日を含む」(Include end date)のトグルをオンにして、「開始日」と「終了日」を一つのプロパティで管理できるようにしておくのが一般的です。または、「タイムラインの表示」設定で、「開始日」と「終了日」にそれぞれ別の日付プロパティ(例:「開始日」プロパティと「締切日」プロパティ)を割り当てる設定も可能です。
これらのステップを踏むことで、データベース内のタスクが時系列のバーとして並んだ、基本的なガントチャートが表示されるようになります。
Notionプロジェクト管理:ガントチャート無料プラン
「Notionガントチャートを無料で使いたい」というのは、個人ユーザーや小規模チームにとって、最も気になるポイントですよね。
結論から言うと、基本的なタイムラインビュー(タスクと日付の可視化)自体は、Notionの無料プラン(フリープラン)でも利用可能です。個人のタスク管理であれば、ページ数やブロック数も無制限(※個人利用に限る)で使えますし、タイムラインビューを作成すること自体に料金はかかりません。(出典:Notion公式サイト 料金プラン)
ただし、ここには非常に重要な「落とし穴」があります。無料プランでガントチャートを「本格的に」運用しようとすると、いくつかの重大な機能制限に直面することになります。
無料プランの主な制限(ガントチャート関連)
- ファイルアップロード上限(5MB): プロジェクトの仕様書PDFやデザインカンプ(画像)をタスク(ページ)に添付しようとしても、5MBの上限は非常に厳しく、すぐに限界が来ます。
- ページ履歴(7日間): 誤って重要なタスク情報や日付を削除・変更してしまった場合、7日を過ぎると復元できなくなります。これはプロジェクト管理において致命的になる可能性があります。
- チーム利用(ブロック制限): 2名以上でワークスペースを共有すると、ワークスペース全体のブロック数(コンテンツ量)に制限がかかるため、チームでのプロジェクト管理には実質使えません。
(最重要)「依存関係」と「サブアイテム」の制限
そして、ガントチャート機能において最もクリティカルな制限が、プロジェクト管理の核となる「依存関係」(タスクの前後関係)と「サブアイテム」(タスクの階層化・WBS)機能です。
Notionの公式料金ページを詳細に確認すると、これらの機能(原文では "Subtasks and dependencies")は、プラスプラン(有料)以上の機能としてリストされています。フリープランの欄にはチェックが付いていません。
この情報から、私たちが導き出すべき結論は以下の通りです。
無料プランで使えるのは、あくまで日付を可視化する「シンプルなタイムライン」までであり、ガントチャートの核となる「タスク連携(依存関係)」や「タスクの階層化(サブアイテム)」といった本格的なプロジェクト管理機能をフルで利用するには、事実上、有料プラン(プラスプラン以上)へのアップグレードが必要になる、ということです。
唯一の例外:学生・教育者プラン
この厳しい制限には、強力な例外(回避策)が存在します。もしあなたが学生または教育関係者であれば、「Education Plan(学割プラン)」に無料で申し込むことができます。詳細は「Notion AI学割でお得に!申請方法から注意点まで」の記事で解説していますが、このプランは機能的に「プラスプラン」とほぼ同等になるため、ガントチャートの全機能(依存関係、サブアイテム含む)を無料で利用可能になります。対象となる方は、これを利用しない手はありませんね。
Notionプロジェクト管理:ガントチャートテンプレート
ゼロからタイムラインビューや依存関係、進捗率計算などを設定するのは大変…と感じるかもしれません。Notionの学習コストに不安を感じる時は、賢く「テンプレート」を活用しましょう。
ただし、Notionの公式テンプレートギャラリー(サイドバーの「テンプレート」からアクセス可能)で「ガントチャート」と日本語で検索しても、そのものズバリのテンプレートは見つからないことが多いです。これは、Notionの機能名が「タイムラインビュー」だからですね。
その場合は、検索キーワードを「プロジェクトロードマップ」(Project Roadmap)や「タスク管理」(Task Management)といった関連する英語や日本語のキーワードに変えてみてください。タイムラインビューが美しく、かつ機能的に組み込まれた高品質なテンプレートが見つかるはずです。
また、Notionの「データベーステンプレート」機能(データベース右上の「新規」ボタン横の「▼」から作成)を自作するのも非常に効率的です。これは、ガントチャート(タイムラインビュー)で作成する「タスク」の雛形を作っておく機能です。
例えば、「バグ報告」という名前のデータベーステンプレートを作成し、そのテンプレート内で、あらかじめ「優先度:高」「担当者:QAチーム」「カテゴリ:不具合」といったプロパティが自動で入力されるように設定しておきます。これにより、タイムラインビュー上で新しく「バグ報告」タスクを作成する際に、毎回これらのプロパティを手入力する手間が省け、作業の標準化と効率化が図れます。テンプレートの活用法については、「Notionテンプレート10選!業務効率化とAI活用術」でもいくつか紹介していますので、参考にしてみてください。
Notionプロジェクト管理:ガントチャートでできないこと
Notionのタイムラインビューは強力ですが、万能ではなく、AsanaやJira、Microsoft Projectといった高機能な専用プロジェクト管理ツールと比較した場合、いくつかの「できないこと」(または標準機能ではサポートされていないこと)も存在します。この限界を理解しておくことは、Notionでどこまでの管理を行うか、ツール選定をする上でとても重要です。
Notionタイムラインビューの主な不足機能(標準では非対応)
- バーへのプロパティ直接表示: タイムライン上のタスクバー(横棒)自体に、タスク名や担当者名、進捗率(%)などを直接表示する機能は、標準では搭載されていません。(タスク名は左側のテーブル部分には表示されます)
- 専用のマイルストーン表示: プロジェクトの重要な節目(例:リリース日、主要な承認日)を、期間のない「ひし形(◆)」などの特別なアイコンで表示する、ガントチャート専用のマイルストーン機能は搭載されていません。
- グループ化(スイムレーン)機能: タイムラインビュー内で、「プロジェクトごと」や「担当者ごと」にタスクバーを視覚的にグループ分けして横に並べる(スイムレーン化する)機能はありません。(※テーブルビューやリストビューにある「グループ化」機能は、タイムラインビューではUIが異なります)
ただし、これらの「できないこと」の一部には、Notionの他の機能を組み合わせた回避策(ワークアラウンド)も存在します。
- マイルストーンの代用: 「終了日を含まない」単一の日付のタスクとしてアイテムを作成します。これにより、タイムライン上では期間のない「点」(または非常に短いバー)として表示され、視覚的にマイルストーンとして代用することは可能です。
- グループ化の代用: タイムラインビュー自体にスイムレーン機能はありませんが、「フィルター」機能を活用します。例えば、「プロジェクトA」のみをフィルターしたビュー、「プロジェクトB」のみをフィルターしたビュー、というように、プロジェクトごとにビューを分けて作成することで、擬似的にグループ化された状態を作り出せます。または、タイムラインビューの左側に表示されるテーブル部分で、「プロジェクト」プロパティによる「グループ化」は可能です。
Notionプロジェクト管理:ガントチャートの応用と限界
基本的なタイムラインビューが作成できたら、次はNotionガントチャートを本格的なプロジェクト管理ツールへと進化させるための応用機能です。タスク同士を連携させる「依存関係」、タスクを階層化する「サブアイテム」の設定方法から、スマホでの表示や「タスクが表示されない」といった、よくあるトラブルの解決策までを詳しく解説します。
- Notionガントチャート:依存関係
- Notionガントチャート:サブアイテム
- Notionガントチャート:スマホ表示
- Notionガントチャート:表示されない
- まとめ:Notionのプロジェクト管理でガントチャートを作成しよう
Notionガントチャート:依存関係
「依存関係」(Dependencies)は、本格的なガントチャートを作成する上で中核となる機能の一つであり、Notionのタイムラインビューでも(有料プランまたは学割プランで)設定可能です。これは、「タスクAが完了しないとタスクBは開始できない」(Finish-to-Start)といった、タスク間の前後関係(論理的な連携)を定義し、タイムラインビュー上でその関係を矢印の線として視覚化する機能です。
この機能がないと、タイムラインビューは単なる「タスクバーの羅列」になってしまいますが、依存関係を設定することで、プロジェクト全体のクリティカルパス(その遅延がプロジェクト全体の遅延に直結する、最も重要なタスクの連なり)を把握しやすくなります。
設定は簡単です。
- タイムラインビューの右上にある「・・・」(設定メニュー)をクリックします。
- メニューの中から「依存関係」(Dependencies)を選択します。
- 「タスク間の関連付け」をオンにし、前後関係のルール(先行タスクが動いた場合に後続タスクも自動で動かすかなど)を設定します。
この設定を有効にすると、あなたのデータベースには自動的に「次のタスクを保留中:」(Blocking)と「次のタスクにより保留中:」(Blocked by)という2つの「リレーション」プロパティが追加されます(これが依存関係の実体です)。
これにより、各タスクページで先行タスクや後続タスクをプロパティとして直接指定できるようになるほか、タイムラインビュー上でタスクバーの端(●印)からドラッグして矢印を引っ張り、別のタスクバーに繋ぐことで、視覚的に依存関係を設定することも可能になります。
この依存関係は、Notionでの本格的な「Notion AIタスク管理術:AIで効率化!基本から応用まで」において、プロジェクトの遅延リスクを管理するために不可欠な機能ですね。
Notionガントチャート:サブアイテム
「サブアイテム」(Sub-items)も、依存関係と並んでガントチャートに不可欠な機能です。これは、一つの大きなタスク(親アイテム)を、実行可能な小さなタスク(サブアイテム、子タスク)に分解し、階層構造(WBS:Work Breakdown Structure=作業分解構造)で管理できるようにする機能です。「企画書作成」という親タスクの下に、「市場調査」「構成案作成」「デザイン」といったサブアイテムをぶら下げるイメージですね。
この機能も、データベースの「・・・」(設定メニュー)から「サブアイテム」(Sub-items)を選択して有効化します。有効にすると、親アイテム(ページ)の左側にトグル(▶︎マーク)が表示され、サブアイテム(子ページ)を折りたたんだり展開したりできるようになります。タイムラインビュー上でも、親タスクのバーの下に、インデントされた形でサブアイテムのバーが表示され、親子関係が視覚的に明確になります。
(応用)サブアイテムとロールアップで進捗率を自動計算
このサブアイテム機能の真価は、データベースの「ロールアップ」(Rollup)機能と組み合わせることで発揮されます。「サブタスク(サブアイテム)の完了率を、親タスクの進捗バーとして自動計算・表示させたい」というニーズは非常に多いですが、以下の手順で実現可能です。
親タスクの進捗率ロールアップ設定手順
- 親タスク(サブアイテムを持つアイテム)が格納されているデータベースに、新しいプロパティ(例:「進捗率」)を追加し、プロパティの種類として「ロールアップ」(Rollup)を選択します。
- 表示されるロールアップの設定メニューで、以下の3点を指定します。
- リレーション (Relation): 「サブアイテム」(Sub-items)を選択します。(サブアイテム機能は、内部的には親子のリレーション機能を使用しています)
- プロパティ (Property): サブアイテム側(つまり同じデータベース内)で進捗管理に使っているプロパティ、例えば「ステータス」(Status)または「チェックボックス」(Checkbox)プロパティを選択します。
- 計算 (Calculate): 「完了の割合 (%)」(Percent complete)または「チェック済みの割合 (%)」(Percent checked)を選択します。
- (オプション)作成した「進捗率」プロパティの編集画面(プロパティをクリック → Edit property)で、表示形式(Show as)を「数値」(Number)から「バー」(Bar)または「リング」(Ring)に変更すると、進捗率がプログレスバーとして視覚化されます。
この設定を行うことで、サブタスクのステータスを「完了」にするたびに、親タスクの「進捗率」プロパティのバーが自動で更新される、高度な進捗管理ボードが完成します。これはNotionのデータベース機能の強力さを示す、本当に便利な機能だと思います。
Notionガントチャート:スマホ表示
「PCで作成したNotionガントチャート(タイムラインビュー)は、スマホ(モバイルアプリ)ではどう見えるの?」というのも、運用上非常に重要なポイントですよね。外出先からプロジェクトの進捗を確認したい場面は多いです。
結論から言うと、Notionのモバイルアプリ(iOS/Android)でもタイムラインビューはサポートされており、閲覧・操作ともに可能です。PC版で設定したタスクバーや依存関係の矢印も(基本的には)表示されます。
ただし、その操作性や視認性には、PC版と比べていくつかの大きな制約があります。これを理解せずに使おうとすると、「スマホでは使い物にならない」と感じてしまうかもしれません。
スマホ表示(タイムラインビュー)の注意点
- 俯瞰性(ふかんせい)の著しい低下: スマートフォンの画面は縦に長いため、横に長い時間軸を持つガントチャート全体をPCのように一目で俯瞰することはほぼ不可能です。プロジェクトの全体像を把握するには、画面を左右に何度も横スクロールする必要があり、視認性は高いとは言えず、ストレスがかかります。
- 操作の難易度: タスクバーを長押ししてドラッグし、日付を変更したり、期間を調整したりといった操作自体は一応可能です。しかし、画面が小さく指での操作になるため、意図した日付に正確にドロップしたり、バーの端を掴んで期間を微調整したりするのは、PCのマウス操作に比べて格段に難しくなります。誤操作のリスクもあります。
したがって、私の使い方としては、ガントチャート(タイムラインビュー)は主にPCの大画面で「計画・分析・調整」するために使い、スマホでは「タスクの確認・簡易編集」に特化するのが現実的かなと思います。
この問題を回避するための最も現実的な対策は、ガントチャート(タイムラインビュー)とは別に、同じデータベースに「スマホ専用のリストビュー」を作成することです。そのビューには「担当者が自分」「ステータスが未完了」といった強力なフィルターをあらかじめ設定し、「お気に入り」に登録しておきます。これにより、スマホからは最適化された自分用のタスクリストに素早くアクセスでき、PCではプロジェクト全体をガントチャートで俯瞰する、という高度な使い分けが可能になります。
Notionガントチャート:表示されない
「タイムラインビューを設定したのに、タスク(アイテム)が何も表示されない!」「空のタイムラインだけが表示される」という問題は、Notionガントチャートで最もよくあるトラブルの一つです。私も最初はこれで何度も悩みました。ですが、この問題の原因は、プログラムのバグなどではなく、ほとんどの場合、以下の4つの基本的な設定ミスのいずれかです。
タスクがタイムラインに表示されない時の4つのチェックポイント
- (致命的)日付プロパティが存在しない、またはタスクに日付が入っていない: 最も根本的な原因です。タイムラインビューは「日付」を基準にアイテムを表示します。データベースに「日付プロパティ」が一つも存在しない場合、またはタスク(行)の日付プロパティが空欄の場合、タイムラインは表示する場所(日付)がわからないため、何も表示できません。 【解決策】: データベースに「日付」プロパティを新規作成し、表示したい各タスクに「開始日」や「期限日」を入力します。
- (設定ミス)意図しない日付プロパティが選択されている: データベースに「タスク作成日」と「タスク締切日」など、複数の日付プロパティがある場合、タイムラインビューの設定(
・・・→レイアウト→タイムラインの表示)で、タイムラインの基準として、意図しない「タスク作成日」が選択されている可能性があります。 【解決策】: 上記の設定メニューを確認し、タイムラインの基準としたい正しい日付プロパティ(例:「タスク締切日」)が選択されているか確認します。 - (見落とし)フィルターによって非表示になっている: ビューに「フィルター」(Filter)が設定されている(例:「ステータスが完了のアイテムのみ表示」)場合、新規作成したタスク(デフォルトステータスが「未着手」など)がその条件から外れ、意図せず非表示になっていることがあります。 【解決策】: データベース上部の「フィルター」設定を確認し、意図しない条件で絞り込まれていないか確認、または一時的にフィルターを解除してみます。
- (勘違い)表示中の日付範囲外にタスクが存在する: タイムラインビューで「今週」を表示しているが、表示させたいタスクの日付が「来月」や「去年」に設定されている場合、現在の画面上には当然表示されません。 【解決策】: タイムラインを左右に(時間軸を過去や未来に)スクロールするか、タイムライン右上の時間軸の単位(例:「週」→「月」や「年」)を変更して、タスクが存在する日付範囲を表示します。
タスクが表示されない場合、慌てずにこれら4つの設定(①データに日付があるか、②ビューの日付設定は正しいか、③フィルターで隠れていないか、④時間軸は合っているか)を上から順に確認してみてください。ほとんどの場合、これで解決するはずです。
まとめ:Notionのプロジェクト管理でガントチャートを作成しよう
この記事では、Notionガントチャート(タイムラインビュー)の基本的な作成方法から、プロジェクト管理を格段に効率化する「依存関係」や「サブアイテム」(WBS)、進捗率の自動計算(ロールアップ)といった応用機能、そして無料プランの重要な制限やトラブルシューティングまで、幅広く解説してきました。
Notion プロジェクト管理 ガントチャートの活用を成功させるための重要なポイントを、最後にまとめますね。
- Notionガントチャートの実体は「タイムラインビュー」というデータベースの表示形式である
- 作成には「日付プロパティ」(開始日・終了日)の設定が必須
- 基本的なタイムラインの作成と表示は「無料プラン」でも可能
- ガントチャートの核となる「依存関係」と「サブアイテム(WBS)」の機能は、事実上「プラスプラン」以上(または学割プラン)が必要
- 「ロールアップ」機能を組み合わせることで、サブアイテムの進捗率を親タスクに自動計算できる
- 「テンプレート」を活用することで、複雑な設定をショートカットできる
- 専用ツールと比べ、「バーへのプロパティ表示」や「グループ化」など一部「できないこと」もある(回避策あり)
- スマホ表示は可能だが、俯瞰(ふかん)性に欠けるため、PCでの計画・スマホでの確認という使い分けが推奨される
- タスクが「表示されない」問題は、「日付プロパティの未設定」または「フィルター」が原因であることがほとんどである
Notionガントチャートは、いくつかの制限やクセ(特に無料プランの)を理解し、適切に設定すれば、多くのプロジェクト管理をNotion内で完結させることができる非常に強力なツールです。ぜひ、この記事を参考に、あなたのプロジェクト管理にタイムラインビューを取り入れてみてくださいね。