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CursorとGitHub Copilot徹底比較!料金と機能差を解説

Cursor GitHub Copilot

「そろそろAIエディタを導入したいけど、CursorとGitHub Copilotのどっちを選べばいいの?」 「両方使ってみたけど、結局どちらがコスパ最強なのか知りたい」 今、開発者の間ではこの話題で持ちきりですよね。検索窓に「cursor github copilot」と打ち込むと、サジェストには「比較」「違い」「どっち」「併用」「料金」といったキーワードがずらりと並びます。それだけ、多くの人がこの二大ツールの選択に迷っている証拠です。2026年版の最新情報として、単なる機能リストではなく、実際の開発フロー(Vibe Coding)にどう影響するのか、そしてお財布事情にどう響くのか、徹底的に掘り下げてみたいと思います。

この記事を読むことで理解できること

  • CursorとGitHub Copilotの決定的な設計思想と機能の違い
  • 月額料金だけでは見えない「隠れたコスト」と制限の真実
  • 両者を併用する際の具体的な設定方法と競合回避のコツ
  • あなたの開発スタイルや組織に最適なツールの選び方

CursorとGitHub Copilotの徹底比較

ここからは、今まさに開発ツールの「地殻変動」とも言える状況を引き起こしている2つのツールについて、技術的・経済的な視点から深掘りしていきます。単に「こっちが多機能」という話ではなく、日々のコーディング体験がどう変わるのかという視点で見ていきましょう。

両ツールの料金プランとコストの違い

まずは、導入の最大の判断材料となりやすい「お値段」の話から入っていきましょう。表面上の月額料金を見ると、GitHub Copilotの方が圧倒的に安く見えますが、実はそう単純な話ではないんです。開発ツールにおけるコストは、単なるサブスクリプション費用だけでなく、そのツールを使うことで得られる「時間的利益(ROI)」も含めて考える必要があります。

以下の表は、個人プランを中心とした基本的な料金比較です。

項目 GitHub Copilot (Individual) Cursor (Pro)
月額基本料 $10 USD $20 USD
年額割引 $100 USD / year $192 USD / year
リクエスト制限 実質無制限 (Fair Use) 500回 (Fast) / 月
モデル追加課金 基本なし 超過分は低速化
無料枠 学生・教員等は無料 Hobbyプラン(機能制限あり)

ご覧の通り、GitHub Copilotの強みは、なんといってもその圧倒的なコストパフォーマンスです。個人開発者であれば月額10ドル(年払いなら実質月8.3ドル程度)で、世界最先端のAIコーディング支援を、回数制限をほぼ気にすることなく使い倒せます。特に、マイクロソフトのエコシステムを活用できる点や、学生・オープンソース貢献者への無償提供プログラムが充実している点は、さすが大企業といったところでしょうか。

一方、Cursorは月額20ドルと、Copilotのちょうど倍の価格設定になっています。「倍も払う価値があるの?」と疑問に思うのが普通ですよね。しかし、ここで重要になるのが「エンジニアの時給」という考え方です。もしCursorの高度な機能(後述するComposerやRAG検索)を使うことで、1ヶ月に2時間以上、面倒なリファクタリングやデバッグの時間を短縮できるとしたらどうでしょうか?

例えば、エンジニアの時給を仮に5,000円とした場合、たった2時間の短縮で10,000円分の価値が生まれます。差額の10ドル(約1,500円)など、一瞬で回収できてしまう計算になります。単純な金額比較ではなく、「自分の時間をいくらで買うか」という投資対効果(ROI)の視点で捉えると、Cursorの20ドルは決して高い金額ではないことがわかってくるはずです。実際に私の周りでも、「Cursorに変えてから残業が減った」という声を聞くことは珍しくありません。

機能と性能における決定的な違い

この2つのツール、どちらもAIを使ってコードを書くものですが、実は目指しているゴールや設計思想が根本的に異なります。この違いを理解していないと、「思ったような挙動をしてくれない」というストレスに繋がってしまいます。

設計思想の違い

  • GitHub Copilot: 「拡張機能(Extension)」として、VS Codeなどの既存エディタに寄り添い、あくまで人間を補佐する立ち位置。
  • Cursor: 「AIネイティブ」として、VS Codeをフォークして作り変え、AIを中心に開発体験そのものを再構築する立ち位置。

GitHub Copilotは、あくまで「賢いサジェスト機能」として振る舞います。既存の環境(VS CodeやVisual Studio、JetBrainsなど)を壊さずに、プラグインとして導入できるのが最大のメリットです。しかし、これは同時に「拡張機能のAPI制限」を受けることを意味します。例えば、ターミナルの出力結果を自動で読み取って修正案を出したり、エディタのUIそのものをAIが使いやすいように変更したりといった、深いレベルでの統合には限界があります。最近は「Copilot Edits」などで対抗していますが、やはり継ぎ足し感は否めません。

対してCursorは、エディタそのものがAIのために一から設計(VS Codeをベースに改造)されています。これがもたらす恩恵は絶大です。例えば「Shadow Workspace(影のワークスペース)」という機能をご存知でしょうか? これは、ユーザーが見ている画面の裏側で、AIがコード修正をシミュレーションし、実際にコンパイルが通るか、リンターエラーが出ないかを確認してから提案してくれる機能です。「AIが書いたコードだから動かないかも」という不安を、エディタレベルで解消してくれるわけですね。

また、大規模なプロジェクトにおける「検索精度」も段違いです。Cursorはプロジェクトを開いた瞬間に全ファイルをスキャンし、ベクトルインデックスを作成します(RAG技術)。これにより、「このプロジェクトの認証ロジックはどうなってる?」といった抽象的な質問に対しても、関係するファイルを即座に特定して回答してくれます。拡張機能として動作するCopilotも@workspaceコマンドで類似のことができますが、インデックスの深さや更新頻度において、ネイティブ実装であるCursorの「賢さ」には一歩及ばないのが現状です。

企業利用時のセキュリティと安全性

個人利用なら「便利さ」優先で良いかもしれませんが、会社で導入する場合、機能よりも優先される絶対的な基準が「セキュリティ」ですよね。「AIに自社の機密コードを学習されて、他社への提案に使われてしまうのではないか」という懸念は、特に金融や医療、エンタープライズ環境では深刻な問題です。

この分野において、GitHub Copilot (Business/Enterprise) は非常に堅牢な信頼を築いています。マイクロソフトは明確にZero Data Retention(データ保持なし)ポリシーを掲げており、ビジネスプラン以上であれば、プロンプトや生成されたコード片をログとして保存しません。さらに特筆すべきは「著作権補償(Copyright Indemnification)」の存在です。

万が一、Copilotが生成したコードが第三者の著作権を侵害しているとして訴えられた場合、マイクロソフトがその法的責任を負い、訴訟費用や賠償金を負担するという強力な保証を提供しています。これは、法務部門を説得する上で最強の材料となります。

(出典:Microsoft『Customer Copyright Commitment(顧客への著作権に関するコミットメント)』

Cursorのセキュリティに関する注意点

もちろんCursorも「Privacy Mode」を有効にすれば、コードはサーバーに保存されず、学習にも使われません。また、SOC 2 Type II認証も取得しており、安全性は高い水準にあります。しかし、Cursorの真骨頂である便利な機能「Codebase Indexing(コード全体の把握)」を利用する場合、コードのベクトルデータが一時的にCursor側のサーバー(または管理下のクラウド)に送信される仕組みになっています。 「コードの断片であっても、社外(特にMicrosoft以外のベンチャー企業)のサーバーに送信されること自体がNG」という厳格なセキュリティポリシーを持つ組織では、ここが導入の大きなハードルになることがあります。導入前には必ず、自社のセキュリティガイドラインと照らし合わせる必要があります。

開発スタイルで選ぶならどっち?

最近、エンジニア界隈で「Vibe Coding(バイブ・コーディング)」という言葉を耳にする機会が増えたのではないでしょうか? 元OpenAIのAndrej Karpathy氏が提唱したとされるこの概念は、AI時代の新しい開発スタイルを象徴しています。

具体的には、AIにコーディングの実作業(実装、エラー修正、型定義など)の大部分を委任し、人間はコードの全体的な「雰囲気(Vibe)」や方向性、仕様の整合性を管理するマネージャー的な役割に徹するというスタイルです。このスタイルを実践したいのであれば、間違いなくCursorに軍配が上がります。

Cursorの「Composer」機能は、まさにこのVibe Codingのために作られたと言っても過言ではありません。「Ctrl+I」でウィンドウを開き、「ブログ機能を追加して。モデルとコントローラー、ビューまで一通り作って」と自然言語で指示するだけで、AIが依存関係を解析し、複数のファイルを同時に生成・編集してくれます。人間はその様子を眺め、「うん、この設計ならOK」「あ、ここは修正して」と指示を出すだけ。このフロー体験は、一度味わうと手放せないほどの中毒性があり、プロトタイピングの速度を劇的に向上させます。

一方で、GitHub Copilotは「開発者の思考のリズムを崩さない」ことに特化しています。従来のコーディングスタイルの延長線上で、自分が書こうとしたコードを、コンマ数秒先回りして提案してくれる「Ghost Text」の体験は秀逸です。MicrosoftとOpenAIの連携によりレイテンシが極限まで削ぎ落とされており、まるで自分の指が勝手に動いているかのような感覚に陥ります。「AIに丸投げするのではなく、自分で書きつつサポートしてほしい」という職人気質のエンジニアには、Copilotの控えめながら強力なサポートが心地よく感じられるはずです。

Cursorの500回制限と課金の仕組み

Cursor導入を検討している人が、最後の最後まで悩むポイント。それがProプラン(月額20ドル)に設定されている「月間500回の高速リクエスト(Fast Requests)」という制限です。

「500回なんて、そんなに使わないでしょ?」と思っているなら、それは大きな間違いかもしれません。ここでの「リクエスト」とは、チャットでの質問や、Composerでのコード生成指示、そしてTabキーによる補完の一部(高度なモデル使用時)を含みます。特に、先ほど紹介した「Vibe Coding」のようにAIと対話しながら開発を進めると、1日に数十回のリクエストを送ることはザラです。私の経験上、ガッツリ開発に没頭していると、月の半ばで500回を使い切ってしまうことは決して珍しくありません。

制限を超えたらどうなる?

500回を超えたからといって、即座に使えなくなるわけではありません。自動的に「Slow Requests」というキュー(待ち行列)に移行します。これは追加料金なしで利用できますが、サーバーが混雑している時間帯には、回答が返ってくるまでに数秒〜数十秒の待機時間が発生します。 開発のテンポ(Vibe)を何よりも大事にするCursorユーザーにとって、この「数秒の待ち」は結構なストレスになります。もし制限を超えても高速なレスポンスを維持したい場合は、追加でFast Requestsを購入する必要がありますが、そのコストを含めるとCopilotの数倍の出費になる可能性もあります。「使い放題」のCopilotに対し、Cursorは「従量課金的な側面」を意識して運用する必要があるという点は、覚悟しておくべきでしょう。

CursorとGitHub Copilotの導入と活用

「どっちか選べないから、両方使っちゃえ!」という方も多いはず。実は私もその一人です。ここでは、両者を賢く共存させる方法や、移行のポイントについて解説します。

競合を防ぐための共存設定と方法

両方のツールをインストールした状態でそのまま使い始めると、画面が大変なことになります。Cursorの補完とCopilotの補完(Ghost Text)が同時に表示され、文字が重なって読めなくなるんです。

これを防ぐためには、どちらかのオートコンプリート機能を無効化する必要があります。

  • ケースA(Cursorの賢さを優先): VS Codeの設定で github.copilot.inlineSuggest.enablefalse にする。
  • ケースB(Copilotの速さを優先): Cursorの設定で Cursor Tab を無効にする。

一般的には、リファクタリングや複数行の修正が得意なCursor Tab(旧Copilot++)を使う方が、Cursorの恩恵を最大限に受けられるかなと思います。

GitHub CopilotからCursorへの移行

「Cursorがすごいのは分かったけど、長年使い込んだVS Codeの環境を捨てるのは怖い…」 「設定や拡張機能をまた一から入れ直すなんて、考えただけで面倒くさい」

その気持ち、痛いほどよく分かります。エディタの移行は、エンジニアにとって引っ越しと同じくらいエネルギーを使う一大イベントですからね。でも、安心してください。結論から言うと、VS CodeからCursorへの移行は、拍子抜けするほど簡単です。

なぜなら、CursorはVS Code(のオープンソース版)をフォークして作られているため、基本的な仕組みは99%同じだからです。そして、Cursorの開発チームはこの「移行の心理的ハードル」を極限まで下げるための機能を完璧に用意しています。

ワンクリックで環境をコピー

Cursorを初めてインストールして起動すると、「VS Codeの拡張機能、設定、キーバインドをインポートしますか?」という画面が表示されます。ここで「Yes」をクリックするだけ。たったこれだけの作業で、あなたが育て上げたVS Codeの環境が、そのままCursor上に再現されます。 テーマの色、フォント設定、愛用しているスニペット、そして大量の拡張機能まで、ほぼ全てが引き継がれます。「あれ?これ本当に新しいエディタ?」と疑いたくなるレベルで、違和感なく使い始められますよ。

ただし、一つだけ注意が必要なのが「キーバインドの競合」です。CursorはAI機能を呼び出すために、デフォルトでいくつかのショートカットキー(特に Cmd+KCmd+L、Windowsなら Ctrl+K / Ctrl+L)を占有しています。もしあなたがVS Codeでこれらのキーに別の機能を割り当てていた場合、予期せぬ挙動になることがあります。

私の推奨する解決策は、「Cursor側のAIショートカットに慣れる」ことです。最初は戸惑うかもしれませんが、CursorにおいてAIチャットは最も頻繁に使う機能なので、デフォルトのキー配置(親指と中指で押しやすい位置)が理にかなっていることが多いんです。どうしても変えたい場合は、VS Codeと同じように keybindings.json から自由に変更できるので安心してください。

2つのツールを併用するメリット

「移行じゃなくて、両方使い続けるのはどうなの?」 「月額合計30ドル(Copilot $10 + Cursor $20)は高すぎる?」

コストにシビアなフリーランスの方や、会社の経費が落ちない個人開発者にとって、この悩みは切実ですよね。しかし、プロフェッショナルとして開発速度を追求するなら、私はあえて「併用」をおすすめします。なぜなら、現時点ではそれぞれに「代えがたい得意分野」があるからです。

私は現在、以下のような「ハイブリッド・ワークフロー」で開発を行っています。

  • GitHub Copilotの出番:
    • 単純な関数の実装、ボイラープレート(定型コード)の記述、単体テストの量産など、「頭を使わず手を動かす」作業。
    • CopilotのGhost Text(グレー文字の予測)は圧倒的にレスポンスが速く、思考の邪魔をしません。「Tabキー」を連打してリズムよくコードを書いていく快感は、まだCopilotに分があります。
  • Cursorの出番:
    • 複雑なバグの原因調査、ライブラリのドキュメントを読み込ませての実装、リファクタリング、複数ファイルにまたがる新機能の追加。
    • 「Composer」を使って、「この画面のデザインをモバイル対応に直して」といった抽象的な指示を投げ、AIに自律的にコードを書き換えさせます。

このように使い分けることで、「スピード」と「深さ」の両方を手に入れることができます。もし、この併用によって月に3時間以上の時間を節約できるなら、月額30ドル(約4,500円)のコストは十分にペイします。自分の時給と照らし合わせて、ぜひ一度計算してみてください。

目的別に見る賢い使い分けのコツ

ここまで読んで、「やっぱりどちらか一つに絞りたい」という方もいるでしょう。最終的な決断を下すために、それぞれのツールが「どんな人」や「どんなシチュエーション」に最適なのか、明確な基準をまとめておきます。

A. Cursorを導入すべきケース(破壊的イノベーション派)

こんな人におすすめ

  • 新規プロダクト開発・スタートアップ: まっさらな状態からガツガツ機能を作っていくフェーズでは、Composerの「一括生成能力」がチート級の威力を発揮します。開発スピードが2倍、3倍になる感覚を味わえます。
  • コードを読むのが苦手・面倒: 「人の書いたコードを読み解くのに時間がかかる」という人は、Cursorのチャット機能(RAG)が最強のメンターになります。「この関数は何をしてるの?」と聞けば、即座に解説してくれます。
  • 生産性至上主義の個人開発者: 多少コストがかかっても、最新のAIモデル(Claude 3.5 Sonnetなど)を使い倒して、一人でチーム並みの成果を出したい人。

B. GitHub Copilotを継続/導入すべきケース(堅実・安定派)

こんな人におすすめ

  • エンタープライズ企業・受託開発: 顧客のコンプライアンス要件が厳しく、データの取り扱いに法的保証(著作権補償など)が必要な場合。Microsoftの信頼感は絶大です。
  • コストパフォーマンス重視: 学生、教育関係者、または月々の固定費を極力抑えたいチーム。「月10ドルで使い放題」という価格設定は、やはり破格です。
  • VS Code以外のIDEユーザー: Visual Studio (C#など)、IntelliJ IDEA、WebStorm、Android Studioなどをメインに使っている場合、プラグインとして導入できるCopilot一択になります。CursorはVS Codeベースしかありません。

CursorとGitHub Copilotの比較まとめ

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。最後に、2026年における「AIエディタ戦争」の現状をまとめたいと思います。

Cursorが切り拓いた「エージェント型開発(Agentic Workflow)」の流れは、もはや止めることができません。GitHub Copilotも猛スピードで機能を追従しており、両者の機能差は徐々に縮まりつつあります。しかし、現時点における「開発体験(UX)の洗練度」においては、エディタごと作り変えているCursorにまだ一日の長があると感じます。

これからAIエディタを選ぶあなたへ。私の最後のアドバイスはこれです。

「まずはCursorの無料プラン(Hobby)をインストールして、Composer機能を使ってみてください。」

百聞は一見にしかず。AIが勝手にファイルを編集し、アプリが出来上がっていく様子を目の当たりにすれば、私がこの記事で伝えたかった「Vibe Coding」の意味がきっと分かるはずです。その上で、自分に合わないと感じれば、慣れ親しんだVS CodeとGitHub Copilotに戻ればいいのです。

あなたの開発ライフが、AIの力でもっと楽しく、クリエイティブなものになることを願っています!

さらに詳しく知りたい方へ

実際の操作画面やレスポンス速度の違いを動画で見たい方は、以下の比較動画が非常に参考になります。

【動画で解説】Cursor vs GitHub Copilot 徹底比較実演

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