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Notion無料プランの制限を完全網羅!チーム利用の注意点も解説

notion無料制限

Notionを使い始めてみると、その便利さに驚かされる一方で、無料プランのままでどこまで使い続けられるのか不安になることってありますよね。特にNotionの無料プランにおける制限については、個人で使う場合とチームで使う場合でルールが大きく変わるため、少し複雑に感じるかもしれません。たとえば、共有するメンバーの人数が増えた途端に編集ができなくなったり、アップロードしたいファイルの容量が大きすぎてエラーになったりといった経験談も耳にします。また、最近話題のNotion AI機能にも回数制限があるのか、学生なら学割のような優遇措置があるのかといった点も気になるところです。この記事では、そんなNotionの無料プランにまつわる制限の仕組みを分かりやすく整理し、ブロック数やゲスト招待のルール、容量の壁を賢く回避するための具体的なテクニックまで、私が実際に試して効果的だった方法を含めて詳しくご紹介していきます。

  • 個人利用とチーム利用で大きく異なるブロック数制限の仕組みがわかる
  • ファイルアップロードの容量制限を外部ツールで回避する方法を知れる
  • ゲスト招待とメンバー追加の違いを理解し、コストを抑える運用ができる
  • Notion AI機能の無料枠やページ履歴の保存期間についての詳細がつかめる

Notion無料プランの制限に関する基礎知識

まずは、Notionの無料プラン(フリープラン)における基本的なルールを押さえておきましょう。「無料なんだから制限があって当たり前」とはいえ、どこにどのような壁があるのかを知っておかないと、大事な時に作業が止まってしまうかもしれません。Notionの無料プランは、個人利用であれば「ほぼ無制限」の自由度を誇りますが、一歩使い方を変えると突然厳しい制限が顔を出します。ここでは、特に誤解されやすく、トラブルの原因になりやすい「ブロック数」「人数」「容量」という3つの制限について、そのメカニズムを深掘りしていきます。

チーム利用で発生するブロック数の上限

チーム利用で発生するブロック数の上限

Notionを使っていると「ブロック数」という言葉をよく耳にしますが、これはNotionを構成する情報の最小単位のことです。テキストの一行、見出し、画像、チェックリストの項目、そしてデータベースの1行(レコード)に至るまで、すべてが「1ブロック」としてカウントされます。例えば、10項目のToDoリストを作れば、それだけで10ブロック消費したことになります。

重要なのは、個人で利用している限り(ワークスペースのメンバーが自分1人の場合)、このブロック数に一切の制限はないという点です。何万ページ作ろうが、データベースに何千行詰め込もうが、無料のまま使い続けられます。これがNotionの最大の魅力です。

しかし、注意が必要なのは「チーム利用」とみなされた瞬間です。ワークスペースに自分以外のユーザーを「メンバー」として招待し、2人以上の体制になると、システムはそれを「チームプランのトライアル状態」と判断し、途端に「1,000ブロック」という厳しい上限が適用されます。

【1,000ブロックの目安とリスク】 「1,000」と聞くと多く感じるかもしれませんが、本格的に使い始めると一瞬で溶けます。例えば、週1回の会議議事録(1回50ブロック程度)なら20回分、タスク管理なら完了タスクを含めて1,000件でアウトです。上限に達すると、「ブロック制限を超過しました」という警告が出て、新しいコンテンツの追加や編集が一切できなくなり、事実上の「閲覧専用モード」になってしまいます。

この「メンバー追加による制限発動」は、多くのユーザーが陥りやすい最大の罠なので、安易に「メンバーを追加」ボタンを押さないよう注意が必要です。

共有時のゲストとメンバーの人数の違い

「じゃあ、無料で誰かと一緒に作業することはできないの?」と不安になるかもしれませんが、安心してください。Notionには「メンバー」とは別に「ゲスト」という枠組みが用意されており、これを使えば無料でコラボレーションが可能です。

Notionにおける「人間」の扱いは以下の2種類に分かれます。 ・メンバー (Workspace Member): ワークスペース全体の共同管理者。追加すると即座に「チーム利用」とみなされ、ブロック制限がかかります。 ・ゲスト (Guest): 特定のページ(およびその子ページ)にのみ招待された外部ユーザー。こちらは何人招待してもブロック制限には影響しません。

つまり、無料プランで共同作業をする正解ルートは、「相手をメンバーではなくゲストとして招待する」ことです。

【無料プランでのゲスト招待枠】

  • 1ワークスペースあたり、最大10名までゲストを招待可能。
  • ゲストには「フルアクセス(編集+共有権限)」「編集可能」「コメントのみ」「読み取り専用」など、メンバーと同等の細かい権限設定も可能。

10名という枠があれば、小規模なプロジェクトチームや、クライアントとの共有、家族やパートナーとの情報管理には十分対応できます。招待する際は、左サイドバーの「設定」からではなく、各ページの右上にある「共有」メニューからメールアドレスを入力することで、自動的にゲストとして招待されます。

アップロードできるファイル容量の壁

アップロードできるファイル容量の壁

ブロック数は無制限(個人利用時)ですが、サーバーのリソースを消費するメディアファイル(画像、PDF、動画など)には、物理的な制限が設けられています。無料プランでは、「1ファイルあたり5MBまで」というアップロード上限があります。

誤解しないでいただきたいのは、これは「Notion全体の容量(ストレージ総量)」ではないという点です。あくまで「1回にアップロードするファイルのサイズ」に対する制限です。したがって、4MBの画像であれば、100枚でも1000枚でも、容量を気にせずアップロードし続けることができます。

とはいえ、現代のデジタル環境において「5MB」はかなり厳しい数値です。 ・スマホで撮影した高画質の写真(そのままアップすると5MB超えがち) ・ページ数の多いPDF資料やスキャンデータ ・短い動画ファイルや高音質の音声データ これらをアップロードしようとするとエラーが出て弾かれてしまいます。クリエイティブな用途で使う場合は、後述する外部ツール連携などの対策が必須となります。

ページ履歴の保存期間とバックアップ

「間違えて大事な文章を消してしまった!」「先週の会議メモの状態に戻したい」といった時に頼りになるのが「ページ履歴(Version History)」機能です。Notionは常にデータを自動保存していますが、同時に過去の状態もスナップショットとして記録しています。

しかし、無料プランではこの履歴の保存期間が「過去7日間」に限定されています。8日前のデータは、サーバーから永久に削除されてしまい、復元することはできません。「1ヶ月前のドラフトと比較したい」といった長期的なバージョン管理には対応できないのが現状です。

【リスクヘッジとしてのバックアップ】 7日制限がある以上、重要なプロジェクトの完了時や月次報告の締め後など、区切りのタイミングでページ全体を「複製(Duplicate)」して、「アーカイブ_202X年X月」のような名前で別ページとして残しておくのが最も確実な自衛策です。また、定期的にワークスペース全体をエクスポート(HTMLやMarkdown形式)してPCに保存しておくことも推奨されます。

Notion AI機能の回数制限について

Notion AI機能の回数制限について

2023年に登場し、文章の要約や翻訳、アイデア出しなどで生産性を爆上げしてくれる「Notion AI」。この機能も無料プランで利用できますが、無制限ではありません。無料プラン、およびAIアドオンを契約していない有料プランのユーザーには、「1ワークスペースあたり累計20回まで」という試用制限(お試し枠)が設けられています。

重要なのは、これが「月間20回」ではなく「累計20回」であるという点です。リセットされることはなく、20回使い切ったら無料体験は終了です。それ以降も継続的にAI機能を使いたい場合は、月額10ドル程度の「Notion AIアドオン」を別途契約する必要があります。AI機能は便利すぎてついつい使いすぎてしまうので、無料枠のうちは「ここぞ」という場面に絞って使うのが賢明です。

Notion無料プランの制限を回避する活用術

ここまで制限について解説してきましたが、正直なところ「工夫次第でどうにでもなる」部分も多いのがNotionの面白いところであり、奥深いところです。制限があるからといって課金する前に、まずは今ある機能をフル活用してみましょう。ここからは、私が実践している「制限を回避・緩和するための具体的なテクニック」をご紹介します。

誤って制限がかかった時の解除方法

誤って制限がかかった時の解除方法

もし誤って友人を「メンバー」として追加してしまい、画面に「ブロック制限を超過しました」という警告が出て編集できなくなっても、焦る必要はありません。データが消えたわけではなく、一時的にロックされているだけです。以下の手順ですぐに解除できます。

  1. 左サイドバーの「設定とメンバー(Settings & members)」をクリックします。
  2. 「メンバー(Members)」タブを開き、自分以外のユーザーの横にあるメニューから「ワークスペースから削除(Remove from workspace)」を選択します。
  3. ワークスペースのメンバーが自分1人(+ゲスト)の状態に戻ると、自動的に「個人利用」ステータスに戻り、ブロック制限が即座に解除されます。

削除した友人は、その後改めて共有したいページの右上にある「共有」メニューからメールアドレスを入力し、「ゲスト」として招待し直せばOKです。これでコストゼロのまま、元の作業環境を取り戻せます。

容量制限を外部ツール連携で解決する

5MBのファイルアップロード制限は、デザイナーや建築家、研究者など、大容量ファイルを扱う人にとっては死活問題です。しかし、これを回避する最適解かつスマートな方法は、「Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどの外部クラウドストレージを活用する」ことです。

重たいファイルはNotionに直接アップロードせず、まずGoogleドライブなどに保存します。そして、そのファイルの「共有リンク」をコピーし、Notionのページに貼り付けます。Notionはこれらのサービスと高度に統合されているため、単なるURLリンクとしてではなく、ファイルの中身がプレビューできる「埋め込み(Embed)」として表示させることができます。

この方法のメリットは以下の通りです。 ・5MBの壁を完全に無視できる(GB単位のファイルもOK)。 ・Notion自体の動作が重くならない。 ・ファイルのバージョン管理はストレージ側で行える。 動画ファイルなども、YouTubeやVimeoに「限定公開」でアップロードして埋め込めば、容量を気にせずNotion上で再生できます。

学生や教員なら学割で無制限に使う

学生や教員なら学割で無制限に使う

もしあなたが現在、学生や教職員で、学校から発行されたメールアドレス(.eduや.ac.jpなど)を持っているなら、迷わず「エデュケーションプラン(Education Plan)」を申請しましょう。

これは実質的に有料の「プラスプラン(旧チームプラン)」相当の機能を、在学中は永続的に無料で使えるという、破格の優遇措置です。具体的には以下の制限が解除されます。

【エデュケーションプランの特典】

  • ファイルアップロード容量が無制限に(5MBの壁が消滅!動画も資料も貼り放題)
  • ページ履歴が30日間に延長(誤操作のリスクが大幅減)
  • ゲスト招待枠が100名に拡大(サークルやゼミでの運用も余裕)

申請方法は簡単で、Notionのアカウント設定からメールアドレスを学校のものに変更し、「プラン」設定からアップグレードを選択するだけです。特にファイル容量無制限は強力で、授業のレジュメや研究データを気兼ねなく放り込めるようになるので、権利があるなら使わない手はありません。

(出典:Notion公式ヘルプセンター『学生・教員向けのNotion』

有料プランとの違いと移行の目安

最後に、無料プランから有料プラン(プラスプランなど)へ移行すべきタイミングについて考えてみましょう。「いつ課金すべきか?」の判断基準は、以下の4点に集約されます。

  • ファイル容量: 1ファイル5MB以上の画像やPDFを、外部ストレージを使わずに頻繁に直接アップロードしたい時。
  • コラボレーション: 10名以上のゲストと頻繁にやり取りが発生し、管理が煩雑になってきた時、あるいは正式な「メンバー」として権限管理を行いたい時。
  • リスク管理: 30日以上前のページ履歴を遡って復元したい、というコンプライアンスやバックアップのニーズが出てきた時。
  • SEO・Web公開: NotionでWebサイトを構築・公開していて、検索エンジンのインデックス制御(NoIndex設定など)を行いたい時。

逆に言えば、これらに該当しない限り、個人の知的生産ツールとしては無料プランで十分すぎるほどの機能を持っています。無理にアップグレードする必要はありません。

まとめ:Notion無料プランの制限を乗り越える

Notionの無料プランは、一見すると制限が多いように見えますが、その設計思想と回避策を正しく理解すれば、個人利用において不便を感じることはほとんどありません。「メンバーではなくゲストを使う」「重いファイルはリンクで埋め込む」といったちょっとしたリテラシーを持っているだけで、無料で使える範囲は劇的に広がります。

まずは制限を恐れずに使い倒してみて、どうしても限界を感じた時に初めて有料プランを検討する、というスタンスで全く問題ありません。ぜひ賢くNotionを活用して、自分だけの快適で効率的なワークスペースを構築してくださいね。

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